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ニュースリリース

平成19年8月実施の平成20年度工学部高専編入学試験 物理工学科専門科目筆記試験における出題ミスについて
2007年8月22日

【公表にあたって】
 このたび、平成20年度工学部高専編入学試験物理工学科専門科目筆記試験の問題の一部に出題ミスのあることが判明いたしました。
 受験生の皆様には、多大なご迷惑をおかけしたことを深く反省し、ここに発表します。


1.出題ミスの内容
 平成19年8月21日(火曜日)に実施した、物理工学科高専編入学試験の専門科目筆記試験、物理工学基礎(熱力学)の問題番号1で、問題文中の数値に付記した単位の記述が間違っていることがわかった。

(誤)
(正)

2.出題ミス発見の経緯
 物理工学科高専編入学試験の専門科目筆記試験すなわち物理工学基礎においては、力学・電磁気学・材料力学・熱力学・流体力学・材料基礎学の各出題範囲から出題し、全受験者に全問解答させている。試験時間は9時30分〜12時00分の2時間30分である。10名が受験した。筆記試験終了後、問題作成主担当委員が採点中に誤りに気付いた。

3.受験者の合否判定および受験者への周知について
 出題ミスの発見が筆記試験終了後であり、今回の編入学試験においては、出題ミスの影響があると考えられた。対応策として、物理工学基礎(熱力学)の問題番号1は独立した設問であり、論理的に正解を導くことができないため、該当問題について受験者全員を正解とする扱いを行うこととした。なお、当該試験科目は全受験者が全問解答する科目であるため、合否判定上の不利益は無いものと判断される。
 なお、今回の出題ミスは面接開始前に明らかになったため、面接に先立って受験者全員にその詳細を口頭で説明、謝罪し、受験者に周知した。

4.出題ミスの原因についての調査
 副学長から出題ミス等の防止策依頼があり、本年度、工学部長からの出題ミス防止についての3段階の点検実施と報告書提出が求められ、これらに基づいて点検作業を強化した。
 物理工学科においては、専門科目筆記試験(物理工学基礎)に対して、7名の教員で構成される物理工学科高専編入学試験委員会で、問題の詳細な検討を行ったうえ問題案を確定している。さらに、編入学試験委員会委員以外の教員を内容確認者として指名し、内容の点検を行っている。点検に当たっては、出題担当委員と内容確認者で、内容の異なる複数のチェックリストを用い、その入念な遂行に努力している。
 今回、出題ミスのあった物理工学基礎(熱力学)については、平成19年7月17日と平成19年8月17日に開催した編入学試験委員会において、委員全員で問題案を検討した。さらに、平成19年7月31日および8月1日に、複数の内容確認者が、点検を行っている。また、試験当日の8月21日にも委員全員で点検を行った。しかし、今回の出題ミスが発見されたのは、筆記試験終了後の採点時であった。
 今回の出題ミスがこのような綿密なチェック体制の中で何故見逃されたかについては、今後問題作成主担当委員、内容確認者などにヒヤリング調査を行うことにより明らかにし、今後の対応策に反映させる予定である。

5.今後の対応策
 工学部・工学研究科全体で出題ミス防止対策を講じて、強化しているところであるが、今回、このような出題ミスを出してしまったことは大変遺憾である。今後は、工学部・工学研究科が策定した出題ミス防止のためのマニュアルの実施を徹底する。具体的には、内容確認者をより専門の近い教員から選ぶ等、試験問題の作成、チェック体制の問題点を再度見直すことを検討する。これらの対策により、二度と出題ミスのない体制を構築する所存である。



 朝日新聞(8月23日 28面)、京都新聞(8月23日 30面)、産経新聞(8月23日 25面)、毎日新聞(8月23日 27面)及び読売新聞(8月23日 33面)に掲載されました。