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ニュースリリース

早稲田大学=京都大学=黄桜共同開発ビール「ホワイトナイル」のリニューアルと発泡酒「ブルーナイル」発売について

2007年8月20日


産官学連携センターの澤田 芳郎 教授、平井 伸博 教授、農学研究科の伏木 亨 教授、河原 太八 准教授、山田 利昭 教授、若井 芳則 黄桜株式会社専務取締役

京都大学、早稲田大学、黄桜株式会社

 京都大学と早稲田大学は昨年4月、黄桜株式会社とビール「ホワイトナイル」を共同開発したことを発表しました。同ビールは黄桜から発売され、大好評を博してまいりましたが、材料をデュラム小麦からエンマー小麦に変更するリニューアルを8月23日に行ないます。また、新規開発したフレーバー系発泡酒「ブルーナイル」も同日、黄桜から販売開始されることになりました。

「ホワイトナイル」のリニューアルと発泡酒「ブルーナイル」について

1.「ホワイトナイル」のリニューアル
  「ホワイトナイル」はエンマー小麦(紀元前8000年ごろ以降に栽培化)による「古代エジプトビール」の再現プロジェクトに端を発しつつ、同じ材料を用いた現代ビールとして開発されましたが、2006年4月発売の製品では近縁のデュラム小麦(紀元前1000年ごろから栽培化)を用いました。
 その後、エンマー小麦の栽培に努めるとともに(2007年6月に1.2トン収穫)、エンマー小麦使用のホワイトナイルの開発を進めたところ、エンマー小麦を65%まで精麦することにより、ホワイトナイル独特の風味を継承するとともに、いっそうまろやかな飲み口を実現できることがわかりました。よって、2007年8月23日をもってホワイトナイルをリニューアルいたします。商品名やラベルデザインは現行製品を継承する方針です。

2.発泡酒「ブルーナイル」の導入
 ホワイトナイルのリニューアルと同時に、姉妹品としてフレーバー系発泡酒「ブルーナイル」を導入します。特徴は次のとおりです。

  • エンマー小麦収穫量変動への対応として、市場で入手できるデュラム小麦を使用します。
  • 副材料として使用する素材はミカン科の「ゆず」とセリ科の「コリアンダー」です。これにより、独特の風味をかもしだした発泡酒となります。
  • 風味に関わる副材料を添加するため自動的に発泡酒となりますが、麦芽使用率はホワイトナイルとほとんど同じで生産コスト、税額ともに変わらず、一方で古代エジプトとの関連性およびテイストデザインの点で付加価値が高いため、ホワイトナイルと同じ価格とします。

  「ゆず」は東アジア原産で、特に日本で栽培されています。その果汁は日本料理等で香味、酸味を加える調味料として用いられ、独特の爽やかな香りもあります。「コリアンダー」は地中海東部が原産で、葉、茎、果実に特有の芳香があり、世界各地で香辛料として用いられます。このような意味で「ゆず」と「コリアンダー」は日本文化と地中海文化のシンボルであり、いわばその両者が融合することによって、ブルーナイルの新しい風味が成立しています。
 ブルーナイルのラベルデザインはホワイトナイルの「緑」に対してブルーナイルは「青」を基調とし、また意匠として用いた「ウジャトの眼」(エジプトでは古代神話にちなんで護符として広く受け入れられている)もホワイトナイルの左目(太陽を象徴)に対してブルーナイルは右目(月を象徴)にし、もって一体感を与えます。

【ご注意】
  ホワイトナイルは「古代エジプトビール」を再現、復刻したものではありません。あくまで材料の一部を共通にする現代ビールです。一方、ブルーナイルは新しいタイプの発泡酒です。

【問合せ先】

※問合せ先を変更しました。(2010年1月20日)

  京都大学 産官学連携センター教授 澤田 芳郎
  TEL 075-753-9155
  E-mail sawada の後に @icc.kyoto-u.ac.jp を付けてください。

  京都大学産官学連携本部
  E-mail: info*saci.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)



 朝日新聞(8月21日 12面)、京都新聞(8月21日 28面)、産経新聞(8月22日 25面)、日刊工業新聞(8月21日 20面)、日本経済新聞(8月21日 39面)、毎日新聞(8月21日 27面)及び読売新聞(8月21日 39面)に掲載されました。