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イベント情報

◆ 人文研アカデミー アントニオ・ネグリ講演「大都市とマルチチュード


 財団法人・国際文化会館の牛場記念フェローとして三月に来日が予定されていたアントニオ・ネグリ氏については、入国管理上の問題のため、急遽来日の中止が決定しました。経緯の概略については、以下の国際文化会館牛場記念フェローシップのHPを御参照ください。
  http://www.i-house.or.jp/jp/ProgramActivities/ushiba/index.htm

 京都大学人文科学研究所では、ネグリ氏の来日に際して、人文研アカデミーの活動の一環として、京都大学時計台百周年記念ホールでのネグリ氏の講演会を主催すべく準備を進めてきました。その主催者として、招聘が決定した後、来日の直前になって、今回のような事態が生じるということは、意想外のことであり、また大変遺憾なことと言わざるをえません。
 しかし、ネグリ氏はすでに、今回の京都訪問に際して準備された『大都市とマルチチュード』と題された原稿を私どもに届けてくださっています。また、当日登壇をお願いしていたコメンテーターの市田良彦  神戸大学教授、通訳の廣瀬純 龍谷大学専任講師のお二方は、これまでネグリ氏の著作に大きな刺激を受けながらそれぞれの仕事を展開されてきた、日本におけるネグリ氏のもっとも良き理解者でもあります。
 したがって、人文科学研究所としては、きわめて異例のことではありますが、今回の催しについては、ネグリ氏不在のまま「アントニオ・ネグリ講演 『大都市とマルチチュード』」として開催し、ネグリ氏のテクストの日本語訳を読み上げるとともに、市田良彦、廣瀬純両氏をあらためてコメンテーターとしてお迎えして、ネグリ氏のテクストについて、さらには彼の不在の意味について、聴衆のみなさまと共に考える場とさせていただきたいと考えています。
 講演会開催直前になってのプログラムの内容の変更となり、ネグリ氏の来場を心待ちにしていたみなさまに対してはまことに申し訳ありませんが、諸般の事情をご理解のうえ、どうかふるってご参加いただきますようお願い申し上げます。


講演タイトルを「知識労働とプレカリアート」から「大都市とマルチチュード」に変更しました



 京都大学人文科学研究所では、アントニオ・ネグリ氏の来日に際して、時計台百周年記念ホールで講演会を開催いたします。マイケル・ハートとの共著『<帝国>』や『マルチチュード』において、グローバル化する世界情勢のただなかに新たな社会運動の主体の生成を見きわめ、現在世界的にもっとも注目されるこの哲学者の関西圏で唯一の講演会に、多くの方々の御来場をお待ちしております。


 アントニオ・ネグリからのメッセージ

Copyright David Balicki
著作権代理 株式会社 フランス著作権事務所


  「私は今回初めて日本を訪問できることを大変幸せに思っており、 その意志と忍耐と好奇心によって、この出会いを可能にしてくれたすべての方々に感謝します。ある思考の豊穣さが、それが現実や違和感や齟齬に直面する際に受け入れるリスクによって測られるほかないのだとすれば、そしてまた、その思考の誠実さが、それが放棄することのできる確実性に応じて評価されるほかないのだとすれば、出会いと旅ほど、思索を前進させるものはありません。まさに私はそのように私たちの来るべき対話を構想しているのです。なぜなら、諸々の差異から出発して共通のものをゆっくりと構築してゆくことこそ、私が求めているものなのですから。」


日時 2008年3月25日(火曜日) 18時00分〜20時30分(開場17時30分)
場所 京都大学百周年時計台記念館 百周年記念ホール
演題 アントニオ・ネグリ『知識労働とプレカリアート大都市とマルチチュード
(講演イタリア語・日本語逐次通訳あり)
(当日は原稿の日本語訳を読みあげます)

コメンテーター:市田 良彦 神戸大学教授
コメンテーター:廣瀬 純 龍谷大学専任講師
司会:王寺 賢太 京都大学准教授
定員 500名
聴講無料・事前申し込み不要
主催 京都大学人文科学研究所
共催 財団法人 国際文化会館
協力 日本航空 <JAL>
問い合わせ先 京都大学人文科学研究所 総務掛
 Tel: 075-753-6902
 E-mail: z-academy の後に @zinbun.kyoto-u.ac.jp をつけて下さい
 部局URL: http://www.zinbun.kyoto-u.ac.jp/