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公開講座


京都大学未来フォーラム(第26回)
  「現代を生きる狂言」


大蔵流狂言師 同志社高等学校国語科教諭 網谷正美

講演概要
 まず『那須の語』をご覧いただきます。これは修羅能『屋島』の替間(能に小書がついて特殊演出になった時の間狂言)で、常はあまり演じません。屋島の合戦で那須与一が扇の的を射たという有名なエピソードを仕形で語るもので、詞章はほぼ『平家物語』十一の巻の記述の通りです。何もない舞台上を一人の演者が膝行しつつ、三人の登場人物(与一、判官義経、その臣・後藤兵衛実基)を演じ分け、情景を彷彿とさせる―狂言が長年にわたって洗練させて来た表現法とそれを培った日本的感性、また芸の継承に必要な子弟教育についてふれつつ、現代をたくましく生きる狂言の姿を紹介し、古典とは何かを考えたいと思います。


日時と場所 平成18年12月18日(月曜日)
18時15分〜19時45分(開場17時30分)
京都大学百周年時計台記念館 百周年記念ホール
参加費用 無料
定員 先着500名(申込みによる先着順)
対象 学生・教職員及び一般の方々
申し込み   当ページ申込フォームまたは往復はがきにて下記までお申し込みください。
 なお、往復はがきによる申し込みについては、「第26回未来フォーラム参加」と明記の上、住所、氏名、職業、連絡先を記入し、返信はがきには、必ずご自身の宛先を記入してください。
問い合わせ先 〒606−8501 京都市左京区吉田本町
京都大学総務部社会連携推進課
TEL 075-753-2285(月曜日〜金曜日 9時〜17時)
http://www.kyoto-u.ac.jp/top2/11-top.htm
E-mail:kinen52@mail.adm.kyoto-u.ac.jp
主催 京都大学
後援 (財)京都大学教育研究振興財団


講師略歴



1971年 京都大学文学部卒業
同  年 同志社高等学校に入社。国語科教諭として教壇に立ち続ける。
      現四世茂山千作(人間国宝、芸術院会員)に師事、能楽養成会に入会。
1978年 『三番三』を披く。能楽協会員となる。
1984年 狂言「三笑会」を発足させ、現在まで111回の公演を重ねる。
      その間、『釣狐』(1986)、『花子』(1995)などを披く。
1999年 曹洞宗永平寺の求めにより、道元禅師にちなむ新作狂言『椎茸典座』を作、翌2000年に初演。以後20回を超す上演を重ねる。
2002年 ニューヨークでの同時多発テロを悼んで発足した『Sing in メサイア京都』のオープニング狂言を作、初演。今年で5回を数える。
2005年 京都府医療室の依頼により、AED普及のための狂言を作、初演。
      「ことばで遊ぶ茂山狂言カルタ」(檜書店)を上梓。
 
  その他、日本能楽会員(重要無形文化財保持者)、京都能楽会員。
  京都大学、同志社大学の狂言研究会を指導。

1977年度大阪文化祭賞奨励賞、2005年度京都府文化賞功労賞を受賞。