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学会・シンポジウム

 

第32回 化学と生物シンポジウム-ゲノム先端科学が拓く未来と社会-


 日本農芸化学会平成18年度大会が、3月25日より京都女子大学を中心に開催されます。それに先立ちまして、3月24日(金曜日)午後12時30分から、京都大学時計台記念ホールにて、“ゲノム解読と社会”をメインテーマにした「化学と生物シンポジウム」(日本農芸化学会 主催)を開催いたします(プログラム:別紙)。
 昨今、生物の根源であるゲノムが次々と解読され、それに基づいて新しい生物の創造とその応用が急速に進み始めました。クローン動物の食や医療への応用、遺伝子組換え作物の食糧増産や様々な疾病予防への応用、或いは再生医療や遺伝子治療など、先端的ゲノム科学はかつて私たちが経験も想像もしなかった領域に突き進んでおります。しかし、同時に多くの問題も提起しております。例えば、遺伝子組換え作物に関しては、その安全性など様々な問題が指摘され、依然としてその社会への導入に困難が生じております。
 しかし、私たちは、何時の時代にあっても、新しい科学技術に不安を抱きながらも、また一方で大きな期待感を持ってそれを受け入れ、多くの困難を克服して来た輝かしい歴史を持っております。今、私たちが直面していますゲノム科学の問題に関しても、その本質を理解することによって新しい人間観、社会観、更には世界観を培い、それにより新しい時代への展望を拓いて行くことが求められています。そのためには、『ゲノム科学が何を実現し、私たちの社会をどのように変えようとしているのか』を理解することが望まれます。これまでにも、遺伝子組換え作物の安全性などが個別に論議されて来ました。しかし、ゲノム科学が学術や社会に及ぼす意義を根底から考え、それが動物、植物、微生物、医学など広範な分野へ応用されて行く全体的な姿を一連の流れの中で捉える試みはなかったように思います。本シンポジウムでは、特にゲノム科学の主要な柱である遺伝子組換えに重心を置いてその意義と実際を多面的に論議し、ゲノム科学の総合的な理解に役立つまたとない機会を提供したいと考えております。
 市民の方々、大学や高等学校などの教育・研究機関、企業・公的研究機関、消費者関連諸機関、医療関連諸機関、また明日を担う若い学生諸君の積極的なご参加をお願いします(無料です。参加登録も不要です)。


<プログラム>

  • 12時30分〜12時40分
     開会の挨拶 日本農芸化学会会長(東京大学名誉教授)  上野川 修一
     (座長 京都大学大学院生命科学研究科教授 永尾 雅哉)
  • 12時40分〜13時30分
     ゲノム解読と社会
     京都大学人文科学研究所/大学院生命科学研究科 助教授  加藤 和人
  • 13時30分〜14時20分
     クローン動物と社会 京都大学大学院農学研究科 教授  今井 裕
     (座長 京都大学大学院農学研究科教授 河田 照雄)
  • 14時20分〜15時10分
     遺伝子組み換え作物と社会
     奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科 教授 新名 惇彦
  • 15時10分〜15時20分 休憩
  • 15時20分〜16時10分
     ゲノム科学と食品研究  東京大学大学院農学生命科学研究科 教授  阿部 啓子  
     (座長 名古屋大学大学院生命農学研究科教授 北川 泰雄)
  • 16時10分〜17時00分
     ゲノム解読と21世紀医療 慶應義塾大学医学部 教授 清水 信義
  • 17時00分〜17時05分
     閉会の挨拶
     日本農芸化学会副会長(奈良先端科学技術大学院大学理事・副学長)磯貝 彰

日時

2006年3月24日(金曜日)12時30分〜17時05分

会場 京都大学時計台百周年記念ホール(京都市左京区吉田本町)
定員 500名
申込み 不要
参加費 無料
問い合わせ先

京都大学大学院農学研究科 村田研究室

TEL 0774-38-3766


◇主催 日本農芸化学会