2019年秋号
京都大学基金では、幅広く基金のことを知ってもらい、より寄付をしていただきやすい機会を設けているほか、同窓生の皆様の多様な交流の場づくりを実施しています。
「京都大学基金 企業寄付奨学金制度（CES）」は、本学卒業生が活躍する民間企業からご寄付をいただき、学業優秀な学生が経済的理由で修学を断念することがないよう給付型奨学金を支給する制度です。3年目となる2019年度は11社よりご協力いただいています。
今回、奨学生34名が決定したことを受けて、7月11日に百周年時計台記念館にて協力企業と奨学生の交流会を開催しました。
第1部では、学生担当の川添信介理事・副学長からお礼を述べた後、協力企業からは各担当者が自社紹介を行い、CESや学生に向けたメッセージを贈ってくれました。
代表学生からは「私たち学生は社会の役に立ちたいという思いで勉強や研究に励んでいる。今はしっかりとそれらに励み、いずれ成長した姿で社会に出て行きたい」と、研究に向き合う決意が語られました。
第2部では、協力企業と奨学生との懇親会が行われました。それぞれ活発に質問しあいながら和やかに歓談し、盛会のうちに交流会は幕を閉じました。
京都アカデミアフォーラムにおいて、首都圏在勤の卒業生を対象に、講師も卒業生が務める講演会「丸の内交流会」を開催しています。若手・中堅世代や経営者層など世代を超えて、多様な交流の場をつくり出すことが目的です。とかく“群れない”と言われる本学の同窓生が、“大学・同窓生とのネットワークの意義”を感じられる機会にしたいと考えています。
2019年度は5月に内閣官房内閣情報通信政策監（政府CIO）、株式会社大林組 前専務取締役の三輪昭尚氏が「政府のIT総合戦略」、6月にDMG森精機株式会社 取締役社長の森雅彦氏が「工作機械の今後の展望とDMG森精機の取り組み」をテーマに講演を行いました。
一方、関西版として「関西交流会」を開催しており、7月にグランフロント大阪にて開催しました。関西電力株式会社 代表取締役会長、公益社団法人関西経済連合会 副会長の八木誠氏が「大阪・関西万博とスーパー・メガリージョンで飛躍する関西」と題した講演を行いました。講演後の懇親会は、毎回、賑やかな歓談が繰り広げられています。今後も“大学・同窓生とのネットワークの意義”を感じられる場の充実を図っていく予定です。
三輪昭尚氏
森 雅彦氏
八木 誠氏
大いに盛り上がった懇親会（関西交流会）
京都大学基金事務局 TEL:075-753-2210
http://www.kikin.kyoto-u.ac.jp
建築家 安藤忠雄氏
2019年11月2日(土)に「挑（いどむ）」をテーマに第14回ホームカミングデイを開催します。ホームカミングデイは本学同窓生やそのご家族、一般の方との交流を目的として実施しています。各イベントを通して、皆さまが今向き合っている夢や、こころの底に抱いている夢に対して、心新たに「挑む」一歩の後押しになればと思います。
当日は、建築家の安藤忠雄氏の講演と山極壽一総長との対談が予定されています。たん熊北店の特別弁当を味わう昼食会や、アカデミー(学問)とアート(芸術)の融合がテーマの在学生及び卒業生の発表会、重要文化財・清風荘の見学、百周年時計台記念館前庭での屋台・ステージ企画、クイズ研究会やけん玉クラブ等所属の在学生に挑戦するイベント、謎解きスタンプラリー等、多彩なプログラムを用意しています。
ご家族・懐かしいご友人とお誘い合わせの上、ぜひご参加ください。イベントの詳細は京都大学同窓会ホームページからご覧いただけます。
2019年3月に「京友会(静岡県京都大学同窓会)」と「京都大学ユースホステルクラブOB会」が、5月に「京都大学同窓会ヘルスケアネットワーク令和」があらたに京都大学同窓会に入会されました。
「京友会」は、静岡県に関係する京都大学関係者の親睦を目的に、1987年に設立された歴史ある同窓会です。「京都大学ユースホステルクラブOB会」は、創部58年になるキャンプ・旅行を主体としたクラブで、加入者数は約750人です。「京都大学同窓会ヘルスケアネットワーク令和」は、出身学部や現在の職業を問わず、ヘルスケアに関心のある同窓生が幅広く交流できる場として新たな時代の幕開けとともにスタートしました。
在学生と卒業生、教職員の方を対象に「同窓生向けサービス」を運用しています。ご登録いただいた皆様に同窓生限定の優待特典や母校の最新情報をお届けするほか、ご希望の方は登録者同士の交流も可能です。京都大学ドメインのメールアドレスを利用できるサービスも2019年リリース予定です。ぜひご登録ください。
