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研究者情報
研究成果
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広報センターから報道機関にリリースした情報のリンクです。


◆2008年

3月31日 日本人正常新生児にはビタミンD欠乏症が高頻度に見られ、母乳栄養児で特に改善が遅れる
依藤 亨 医学研究科講師(発達小児科学)らの研究グループは、わが国の正常新生児に潜在性のビタミンD欠乏症が非常に多いことを明らかにするとともに、今回の研究で特に母乳栄養児ではビタミンD欠乏の改善が遅れることを明らかにしました...
3月14日

ポリフェノールを高機能化するプレニル化遺伝子の発見

 矢崎 一史 生存圏研究所教授らの研究グループは、ポリフェノールの抗腫瘍活性や抗菌活性などの生理活性を飛躍的に高めるプレニル化酵素の遺伝子を世界で初めて見いだすことに成功しました。これにより、将来的には安定な量のプレニル化ポリフェノールの供給が可能になると見込まれます...

3月6日 意義ある教員免許更新制に−アンケート・聞き取り調査等を通じての一考察−
佐藤 利幸 教育学研究科研究生(静岡県立浜北西高等学校教諭)は、2009年4月より導入されることとなった教員免許更新制について、政策立案者である文部科学省、免許管理者である教育委員会、講習開設者である大学、受講対象者の教員(高校教員に限定)、教員免許取得予定者の大学生に対して様々な角度からアンケート・聞き取り調査を実施し、更新制が形骸化せずに教員のやる気やモチベーションを高めるような意義あるシステムとして確立するために、特に免許状更新講習の在り方について考察し、研究成果としてまとめました...
3月4日 干潟の機能 〜そのしっぽをとらえた!〜
農学研究科応用生物科学専攻の笠井 亮秀 准教授、豊原 治彦准教授らの研究グループは、河口域に生息するヤマトシジミが、陸上植物の細胞壁を構成する主成分であり、非常に分解されにくいセルロースを餌とするシロアリのものと非常によく似たセルラーゼ(セルロースを分解するための特別な酵素)を持っており、河口域で、森林におけるシロアリのような役目を果たしていることを明らかにしました...
2月22日

キラルデンドリマーアミン配位Gd錯体 −高感度MRI造影剤の開発 −

近藤 輝幸 科学技術振興教授(京都大学大学院工学研究科物質エネルギー化学専攻)らの研究グループは、文部科学省科学技術振興調整費「京都大学・キヤノン協働研究プロジェクト―高次生体イメージング先端テクノハブ―」研究において、新しい高感度MRI造影剤の開発に成功しました...

2月15日 成体マウスの肝および胃細胞からの多能性幹細胞樹立に成功
山中 伸弥教授(物質−細胞統合システム拠点/再生医科学研究所)、科学技術振興機構(JST)、医薬基盤研究所(NIBIO)の研究グループは、マウスの肝臓と胃の細胞からiPS細胞を作製することに成功しました。
1月31日 新しい材料探索法により酸化スズにおける一連の新しい結晶構造を発見
 世古 敦人 次世代開拓研究ユニット助教,大場 史康 工学研究科助教,田中 功 工学研究科教授らの研究グループは、財団法人 ファインセラミックスセンター・ナノ構造研究所と共同で、量子力学と情報科学を統合した新しい材料探索手法の開発に成功し、これに基づいて酸化スズにおいて一連の新しい結晶構造を発見しました...
1月17日 京都大学と日亜化学、蛍光体フリー多色LEDの開発に成功:白色を含む多彩な発光色の実現
工学研究科の川上 養一教授、船戸 充准教授らの研究グループは、日亜化学工業と共同で、蛍光体を使わずに白色を含む多彩な発光色の実現に世界に先駆けて成功し、この研究成果が、我が国科学誌「Applied Physics Express (APEX) 」創刊号(1月25日刊行)に掲載されることになりました...


◆2007年

12月21日 青紫色GaNフォトニック結晶面発光レーザの電流注入発振に成功 野田 進 工学研究科教授らの研究グループは、GaNフォトニック結晶レーザの発振(電流注入の面発光動作)に成功し、米国科学誌「サイエンス」誌速報版の12月20日号に掲載されました...
12月14日 野生チンパンジーには閉経後の老年期がない、 人間の女性だけに「おばあさん」期のあることがわかった
 松沢 哲郎 霊長類研究所教授、米国ハーバード大学などからなる研究チームの研究で、野生チンパンジーには閉経後の老年期がなく、人間の女性だけに「あばあさん」期のあることがわかりました...

12月13日

簡便な手法により、化学の常識を覆す鉄酸化物を発見
 陰山 洋理学研究科准教授、吉村 一良理学研究科教授らの研究グループは、高輝度光科学研究センター、フランス・レンヌ第一大学、フランス・ラウエランジュバン研究所と共同で、低温での簡便な化学反応により、組成が単純で新しい構造をもつ鉄酸化物を合成することに成功しました...

12月11日

「コ」の字型分子と「Z」字型分子の作りわけをする酵素が見つかった
 梅澤 俊明生存圏研究所教授(森林代謝機能化学分野)、鈴木 史朗 生存基盤科学研究ユニット助教らの研究グループは、ヒノキなどの樹木の心材に蓄積するヒノキレジノールと呼ばれる物質の合成を触媒する酵素を初めて同定し、この酵素のサブユニット組成を変えると、トランス型ヒノキレジノールとシス型ヒノキレジノールを作り分けることができるというユニークな現象を発見しました...

12月7日

ひので衛星によって発見された彩層アネモネ型ジェットについて
 柴田 一成理学研究科附属天文台(花山天文台)教授の研究チームは、昨年、わが国のJAXA/宇宙研より打ち上げられた太陽観測衛星「ひので」(Solar B)の観測により、太陽の彩層と呼ばれる層(太陽表面の上空の大気層)が非常に小さなジェット現象(細長い高速の流れ)に満ち満ちていることを発見しました。この研究成果が米国科学誌「サイエンス」に掲載されることになりました...

12月4日

チンパンジーの子どもの記憶能力は人間のおとなより優れている
 Current Biologyカレント・バイオロジー12月3日号に論文が掲載されました。標題の直訳は、「チンパンジーにおける数字の作業記憶」です。井上紗奈・松沢哲郎の共著です。「チンパンジーの子どもの記憶能力が、チンパンジーのおとなよりも、さらには人間のおとなよりも優れている」ということを示した世界で最初の発見です ...

12月1日

がん遺伝子Mycを用いないiPS細胞誘導に成功
 山中 伸弥教授(物質−細胞統合システム拠点/再生医科学研究所)らの研究グループは、ヒトの皮膚細胞からES細胞(胚性幹細胞)と遜色のない能力をもった人工多能性幹細胞(iPS細胞)の開発に成功しましたが、このたび、がん遺伝子でもあるMyc以外の3因子により大人のマウスおよび成人皮膚細胞からiPS細胞の樹立に成功しました...
11月21日 ヒト人工多能性幹細胞(iPS細胞)の樹立に成功
山中 伸弥教授(物質−細胞統合システム拠点/再生医科学研究所)らの研究グループは、ヒトの皮膚細胞からES細胞(胚性幹細胞)と遜色のない能力をもった人工多能性幹細胞(iPS細胞)の開発に成功しました。ヒトiPS細胞は患者自身の皮膚細胞から樹立できることから、脊髄損傷や若年型糖尿病など多くの疾患に対する細胞移植療法につながるものと期待されます。またヒトiPS細胞から分化させる心筋細胞や肝細胞は、有効で安全な薬物の探索にも大きく貢献すると期待されます...
11月13日 ケニヤで発見された1000万年前の新しい大型化石類人猿
国松 豊 霊長類研究所助教、中務 真人 理学研究科准教授らの研究グループは、エマ・ムブア ケニヤ国立博物館地球科学部長らとの共同研究で、ケニヤで発見された約1000万年前の大型類人猿化石に関する調査結果を論文にまとめました。この論文が、米国科学誌「米国科学アカデミー紀要(Proceeding of the National Academy of Sciences USA (PNAS))」誌11月12日−16日の週の電子版に掲載されることになりました...
11月13日 DNAの複製開始反応を制御するメカニズムの解明
三木 邦夫 理学研究科教授、中村 顕 博士研究員らの研究グループは、和田 千惠子 元京都大学ウイルス研究所助教授、理化学研究所播磨研究所との共同研究で、DNA複製開始反応を制御するRepEタンパク質の、二量体状態でのDNAとの複合体構造を決定することに成功し、その複製を開始する機能がどのように発現されるかを解明しました...
11月12日

液化ジメチルエーテル(DME)を用いた底質中高濃度ポリ塩化ビフェニル(PCB)の除去に成功
高岡 昌輝 准教授・大下 和徹 助教らの研究グループは、財団法人 電力中央研究所エネルギー技術研究所の神田英輝主任研究員等の協力の元、有害物質PCB(ポリ塩化ビフェニル類)で汚染された都市河川底質から、常温・非加熱で、PCBを99.1%除去することに成功しました...

9月19日 連想エンジンがひらめき思考を代行する発想支援ソフトを開発
稲垣 耕作情報学研究科准教授らの研究グループは、京都大学発ベンチャーのAIセンチュリー株式会社(所在地:京都市)とともに、発想支援ソフト「アイデア革命」を開発しました。この「アイデア革命」は、今西錦司氏のグループで生まれたカード式発想支援法の伝統を引き継いだ京大式のカード型発想支援法「ハイパーマップ法」を採用し、人間のひらめき思考を代行することが可能になりました...
9月12日 禁断の果実を分け合うチンパンジー
松沢 哲郎 霊長類研究所教授、キムバリー・ホッキングス スターリング大学研究員、大橋 岳 霊長類研究所教務補佐員などからなる研究チームは、野生チンパンジーが、取ってきたパパヤの実を「贈り物」に使うことを明らかにしました。なお、この論文は9月12日(水曜日)の科学誌「PLoS ONE(プロスワン)」オンライン版に掲載されます...
9月7日 マウス未分化型精原細胞の精巣内ニッシェと分化に伴う移動を解明
吉田 松生医学研究科助教らの研究チームは、精子が継続して作られる"おおもと"となる細胞の精巣内での振る舞いを、映像として捉えることに成功し、血管や男性ホルモン産生細胞の付近に好んで局在していた未分化型精原細胞が、分化に伴ってダイナミックに移動して精巣全体に広がり、そののち精子になっていくことを明らかにしました。この研究成果が米国科学誌「サイエンス」に掲載されることになりました...

9月3日

光ナノ共振器のQ値の動的制御に世界で初めて成功
(光メモリーチップの開発など、次世代光科学進展に向けてさらに前進)
野田 進工学研究科教授らの研究グループは、自在な光制御を実現するための核となる光ナノ共振器のQ値を動的に変化させることに世界で初めて成功しました。 なお、この研究成果は英国科学誌「Nature Materials」電子版に9月2日(英国時間)に掲載されます...
8月27日 C型肝炎ウイルスの産生には細胞内の油滴が重要な役割を果たしている
下遠野 邦忠京都大学名誉教授(元京都大学ウイルス研究所教授)らの研究グループは、慢性肝炎、肝硬変、肝臓がんの原因ウイルスであるC型肝炎ウイルス(HCV)の増殖のメカニズムの一端を明らかにしました。これにより感染性ウイルスの産生を阻止する働きを持つ抗HCV剤の開発などに繋がることが期待されます...
8月14日 mRNA前駆体の核内係留におけるESEの役割
大野 睦人ウイルス研究所教授らの研究グループは、細胞の持つRNAの品質管理機構の重要な局面を明らかにしました。この研究成果が、米国科学誌「米国科学アカデミー紀要(Proceeding of the National Academy of Sciences USA (PNAS))」誌8月13日−17日の週の電子版に掲載されることになりました...
8月8日 家計のためのメタボ予防 体重増加は家計も圧迫。肥満による糖尿病医療費分析、体重20kgアップで医療費2.5倍
古川 雅一経済研究所研究員らの研究グループは、「国民医療費」「国民健康・栄養調査」(厚生労働省)の成人(20歳以上)のデータを活用、平均的な身長の男女を基準とし、体重の増加に伴う「糖尿病」「高血圧性疾患」医療費の増加比率を分析しました...
8月7日 分節時計におけるHes7オシレーションの開始と伝搬はFgfおよびNotchシグナルにより協調的に制御される
影山 龍一郎ウイルス研究所教授らの研究グループの研究成果が、8月6日(月曜日)付け米国科学誌「デヴェロップメンタル セル(Developmental Cell)」誌に掲載されることになりました...
8月2日 Q値200万をもつ光ナノ共振器の開発に成功
野田 進工学研究科教授らの研究グループは、フォトニック結晶を用いて世界最大のQ値200万をもつ光ナノ共振器の開発に成功しました。なお、この研究成果は英国科学誌「Nature Photonics」電子版に8月1日に掲載されます...
7月30日 「ニュータイプ」巨大ブラックホールの発見
−高エネルギーX線で暴く隠れたブラックホールの謎−
上田 佳宏理学研究科准教授らの研究グループは、愛媛大、NASAと共同で「ニュータイプ」巨大ブラックホールを世界で初めて発見しました。 なお、この研究成果は「アストロフィジカル・ジャーナル・レター」誌の8月1日号に掲載されます...
7月6日 免疫反応を調節するT細胞の特異的マーカーの発見
坂口 志文再生医科学研究所教授らの研究グループは、免疫反応を調節する制御性T細胞の新規分子マーカーを発見し、この分子マーカーを用いることにより種々の免疫をコントロールできることを示しました。この研究は自己免疫・アレルギー疾患の治療や、臓器移植における免疫抑制、腫瘍に対する免疫反応の活性化によるがん治療などにおいて、制御性T細胞を操作する新しい治療法の有効性・可能性を示すものです...
7月6日 水素を発生させる酵素を作り上げるタンパク質群の立体構造の解明
三木 邦夫理学研究科教授らの研究グループは、今中 忠行工学研究科教授らの研究グループおよび理化学研究所播磨研究所との共同研究で、水素酸化還元酵素である[NiFe]ヒドロゲナーゼを生体内で作り上げる成熟化因子のタンパク質群の立体構造の決定に世界で初めて成功し、米国科学誌「モレキュラー・セル」に掲載されることになりました...
7月5日 小胞体Ca2+(カルシウムイオン)放出に不可欠なTRICチャネルの発見
竹島 浩薬学研究科教授らの国際共同研究グループは、動物細胞の小胞体膜や核膜に分布するTRICチャネルを発見し、その成果が英国科学誌「Nature」誌(7月5日号)に掲載されることになりました...
6月26日 短周期リズムを示す遺伝子群の解明
影山 龍一郎 ウイルス研究所教授らのグループは、細胞内でその発現量を周期的に増減させる新たな振動分子を同定し、そのメカニズムを明らかにしました。これによって、様々な生命活動が遺伝子発現の振動によってリズミックに制御されている可能性が示唆され、生体内での遺伝子発現の新たな一側面が明らかになったと考えられます...
6月15日 哺乳類のカルシウム調節の仕組みを解明
(上皮小体疾患や骨粗鬆症、くる病などの診断・治療法の開発にはずみ)
JSTと京都大学は、「alpha-Klotho」タンパク質が体液カルシウム濃度を調節することを発見し、その仕組みを解明しました。本研究は、戦略的創造研究推進事業チーム型研究(CRESTタイプ)「代謝調節機構解析に基づく細胞機能制御基盤技術」研究領域の研究テーマ「代謝応答を統御する新たな分子機構の研究」および文部科学省プログラムのもとに、鍋島 陽一 医学研究科教授らの共同研究として行われました...
6月11日 SiCエピタキシャル膜成長装置による量産技術確立に目処!
〜複数枚のSiCウエハの一括処理を実現〜
京都大学、東京エレクトロン株式会社およびローム株式会社は、従来から3者共同にて実施してきたSiC(シリコンカーバイド:炭化珪素)パワーデバイスの研究開発において、将来の実用化に向けて大きく踏み出す、「量産型SiCエピタキシャル膜成長試作装置」によるSiCウエハの複数枚一括処理技術を国内で初めて確立いたしました...
6月7日

マウス体細胞から第2世代人工万能幹細胞の開発に成功
(ヒト人工万能幹細胞の樹立に一歩前進)

 JSTと京都大学は、マウス体細胞からES細胞と遜色のない能力をもった第2世代の人工万能幹細胞(iPS細胞)の開発に成功しました。本研究は、JST戦略的創造研究推進事業チーム型研究(CREST)の「免疫難病・感染症等の先進医療技術」研究領域における研究課題「真に臨床応用できる多能性幹細胞の樹立」の一環として、山中 伸弥 再生医科学研究所教授や沖田 圭介 日本学術振興会特別研究員らによって行われています...

5月22日

シグナル伝達をする瞬間の細胞膜ラフトが見えた!
(BSEやHIV感染、アルツハイマー病発症などの解明に光)

京都大学とJSTは、細胞外から細胞内へのシグナル伝達の新しい仕組みを発見しました。細胞を包んでいる細胞膜上の受容体に、細胞外からやってきたシグナル分子が結合すると、それが細胞内に伝わります。今までは、受容体が構造変化して、それが細胞質に伝わると思われていました...

5月21日 ニコチン依存度別に見た喫煙・禁煙の行動経済学的研究
依田 高典 経済学研究科教授らの研究グループは、タバコの価格や喫煙の健康リスクなどの説明変数が喫煙・禁煙に及ぼす純粋な影響度を確率的に計算し、時間やリスクに対する認知と喫煙行動との相関関係を明らかにしました...
5月17日

アルケンの反応性を見分けるルテニウム触媒

近藤 輝幸 工学研究科物質エネルギー化学専攻科学技術振興教授と浦 康之博士、辻田 寛博士らの研究グループは、0価ルテニウム錯体が、2種類および3種類の異なるアルケンを区別し、位置および立体選択的に共二量体および共三量体を得るための極めて有効な均一系触媒であることを明らかにしました...

5月14日 神経伝達物質放出メカニズムを解明
森 泰生 工学研究科合成・生物化学専攻教授らの研究グループは、神経細胞の電気的活動を神経伝達物質の放出に連関させるという、神経伝達に関する分子メカニズムを明らかにしました...
4月24日 量子色力学における自発的対称性の破れを厳密に実証
高エネルギー加速器研究機構(KEK)(研究責任者 橋本 省二准教授)および京都大学基礎物理学研究所(共同研究者 大野木 哲也准教授)などからなる研究チームが量子色力学における自発的破れの現象を計算機シミュレーションにより世界で始めて実証しました...
4月20日

胚盤胞の軸は初期の細胞系譜によらず、透明帯の形に沿うように決められる

医学研究科腫瘍生物学講座の黒滝陽子前技術員、藤森俊彦助教らの研究チームは理化学研究所と共同で、対称に見える受精卵からどのように胚盤胞の軸が形成されるかを、様々な新しい手法を用いて明らかにしました...

4月10日

近赤外光を使って水を分解する光合成の新たな仕組みの解明
-地球の生産性と炭素循環に与える新たな視点-

三室 守 地球環境学堂・人間・環境学研究科教授らの研究グループは、近赤外光を使って水を分解する光合成の新たな仕組みを明らかにしました。これは、地球の生産性と炭素循環に新たな視点を与えるものと考えられます...

4月2日 ヘリコバクター・ピロリ菌 (H.pylori )感染による胃癌発生の分子機構を解明
医学研究科医学系専攻内科学講座の千葉 勉 教授、丸澤 宏之 助教の研究グループは、H.pyroli感染によりAIDと呼ばれる遺伝子編集酵素が誘導されることが、胃の上皮細胞でのさまざまな遺伝子変異が生じる原因であり、この遺伝子変異の蓄積が胃癌の発生につながっているとする、胃の発癌の分子機序を明らかにしました...
3月22日 免疫反応を調節するT細胞のはたらきを分子レベルで解明
JSTと京都大学は、国立がんセンター研究所らのグループと共同で、制御性T細胞による免疫応答制御の鍵となるメカニズムを分子レベルで明らかにしました...
3月19日 磁気コアの向きを電流で反転させる技術を開発 - 新規MRAMアーキテクチャ提案 -
京都大学 小野教授、小林助教授、葛西助手、大学院生山田氏、電気通信大学 仲谷助教授、大阪大学 河野助教授、フランス国立科学研究所 茶町アンドレ博士は共同で、円盤状ナノ磁性体(以下磁性ナノドット)の中心に現れる磁気コアの向きを、電流を用いて反転させる技術を開発した...
3月19日 大腸癌の浸潤機構を解明
武藤 誠 医学研究科教授らの研究グループは、大腸癌の浸潤機構を解明しました。これにより大腸癌の新治療法開発の可能性があります...
3月10日

がんの放射線治療の効果を決定するDNA修復因子がUBC13であることを解明

JSTと京都大学は、ユビキチン化に関係するUBC13と呼ばれる酵素が、染色体DNAの断裂を修復する過程で重要な役割をすることを解明しました...

3月8日 パスツレラ毒素タンパク質の細胞内機能領域の立体構造解明
北所 健悟 低温物質科学研究センター助手は、大阪大学 微生物病研究所の堀口 安彦 教授、神谷 重樹 助手のグループとの共同で、パスツレラ・マルトシダが産出する毒素タンパク質の細胞内機能領域の立体構造の決定に世界で初めて成功し、その活性化のメカニズムを解明しました...
3月7日 生涯学習社会における高等学校の人的資源活用に関する一考察
鈴木 真一教育学研究科研究生は、生涯学習社会の到来により、「開かれた学校」づくりが求められる中、「高等学校が有する人的資源の活用」という観点から、生涯学習社会における高等学校の在り方について、全国の都道府県、政令都市教育委員会や高等学校へのアンケート調査を実施し、人的資源活用における問題点を明らかにするとともに、有効活用のための方策を考察しました...
2月28日 「間接相互作用網」の提唱:生物多様性を生み出すしくみ
大串 隆之 生態学研究センター教授らの研究グループは、植物の形質の変化が、生物間相互作用のネットワーク構造を生み出し、生物多様性の維持・創出に大きく貢献する、という「間接相互作用網」のアイデアに基づく研究の重要性を紹介した世界初の単行本を刊行することになりました...
2月16日 パーキンソン病の病態に迫る
京都大学とJSTは、パーキンソン病の責任蛋白質の1つであるα-シヌクレインとともに蓄積して神経障害をもたらす「悪玉」と考えられていたセプチン蛋白質Sept4が、重要な神経機能を持つ一方、α-シヌクレインによる神経変性を抑える「善玉」機能も併せ持つことを発見し、パーキンソン病の複雑な病態メカニズムの一端を明らかにしました...
2月15日 右利きのヘビ ― 左右性スペシャリストの進化
ヘビには、カタツムリだけを食べるグループがある。カタツムリ専食のセダカヘビで歯の並び方や捕食行動を調べたところ、脊椎動物としては例外的に左右が著しく非対称だった。捕食実験により、これらの左右非対称性が、右巻きのカタツムリを食べるために適応進化した結果であることがわかった...
2月13日

メダカを使った遺伝子破壊実験系の樹立

武田 俊一 医学研究科放射線遺伝学教室教授らの研究グループは、脊椎動物であるメダカの遺伝子破壊メダカ(遺伝子ノックアウトメダカ)を受託生産するシステムを樹立しました...

2月2日

国際幹細胞学会が策定したヒトES細胞研究国際指針について、指針の公表とScience誌での論文発表に際して、その内容と意義を紹介および解説する
中辻 憲夫 再生医科学研究所教授らの研究グループは、国際幹細胞学会(International Society of Stem Cell Research, ISSCR)が策定したヒトES細胞研究国際指針の公表にあたり、Science誌でこの国際指針の解説論文を発表することになりました...

1月29日

ナノメートル細孔の大きさをイオンで制御する

北川 進 工学研究科教授、松田 亮太郎 九州大学助手らの研究グループは、二重入子構造をしたナノメートルサイズの細孔物質を合成し、その内部に含まれるイオンを交換することにより、ナノメートルのさらに100分の1単位で細孔の大きさを制御することに成功しました...

1月22日

頭索動物ナメクジウオにおける胚軸の決定機構;脊椎動物のオーガナイザーの起源
佐藤 矩行 理学研究科教授らの研究グループは、脊椎動物と頭索動物の体づくりが同じ遺伝子機構で担われており、脊索動物の体づくりの基礎をなす遺伝子が、どのように協調的にネットワークを作って働いているかを明らかにしました...
1月4日 数字を理解する脳の領域を解明
正高 信男 霊長類研究所教授らの研究グループは、私たちが数字をみて、それが表している数がいくつなのかを認識するとき、脳のどこが働いているかを世界で初めて明らかにしました...


◆2006年

12月21日 ヒトES細胞株のHLAタイプバンク設立による拒絶反応問題解決の可能性
12月18日
造血幹細胞の増幅に必須の生理活性分子を明らかにした
12月6日 「すざく」が挑む宇宙物理学の宝庫、定家の超新星残骸
本年は藤原定家(1162-1241)が「明月記」に記録し、史上最も明るく輝いた超新星 SN1006 の1000年紀にあたります。小山勝二 理学研究科教授らのグループは、「すざく」衛星で撮像した1000才の記念写真により、以下の重要な事実を明らかにしました...
12月6日 銀河の大爆発が作った巨大プラズマの「帽子」
鶴 剛 理学研究科助教授らのグループは、X線衛星「すざく」によって、おおぐま座M82銀河から北へ約3万8千光年離れて位置する巨大なプラズマの塊「M82の帽子」から大量の重元素を発見しました...
12月6日 火の玉の正体、多重超新星残骸、激動の過去をキャッチ
小山勝二理学研究科教授らのグループは、日本の天文衛星は銀河中心とその周辺から半径500光年ほどに広がったX線放射と大質量ブラックホールの300年前の爆発の証拠を発見しました...
11月30日 音のくる方向を正確に知るための神経のしくみ:音源の位置を特定する神経細胞では興奮の始まる場所が音の周波数に応じて最適化されている。
医学研究科の久場 博司 助手らの研究グループは、音源を特定する神経細胞で、情報を符号化する場所が音の周波数帯域毎に最適化されていることを明らかにしました...
11月17日 蛋白質の立体構造を正しく創りあげる仕組みの一端(ジスルフィド結合の形成)を解明
JSTと京都大学は、蛋白質に存在し、折りたたまれた立体構造の形成と維持に必要なジスルフィド結合を創り出す酵素複合体の結晶構造を世界に先駆けて解くことに成功しました...
11月6日 「生きた細胞の核から自由自在に染色体を取り除く」−再プログラム化と染色体除去技術による体細胞の幹細胞化−
再生医科学研究所の多田高助教授の研究チームは、体細胞と胚性幹 (ES) 細胞の融合細胞から望んだ染色体のみを丸ごと取り除き、生きたままの加工融合細胞を作出する事に成功しました...
10月31日 「緑のかおりで害虫の天敵を誘引」−植物の改変により病害虫に対する抵抗力を上げる試み−
生態学研究センターの高林純示教授の研究チームは、お茶の香気成分でもある緑のかおりの生産を増強することによって,害虫の天敵を誘引し,植物病原菌の生育を抑制することに成功しました...
10月13日 究極的なナノレーザ実現へ向けた一歩を達成
大学院工学研究科の野田 進教授、浅野 卓講師、冨士田 誠之助手らの研究チームはJSTと共同で、従来から、究極のレーザとして実現が待たれていた、自然放出を極力発しないナノレーザを実現するための具体的な指針を得ることに成功しました...
9月25日 一酸化窒素による血管の弛緩を調節する仕組みの一端を解明
森 泰生教授(大学院工学研究科合成・生物化学専攻)らの研究グループは一酸化窒素による血管の弛緩を調節する仕組みの一端を突き止めました...
9月5日 道を渡る野生チンパンジー:危険への対処法
霊長類研究所 松沢哲郎所長・教授らの研究グループは、西アフリカ・ギニアのボッソウ村の近隣の森に暮らしている野生チンパンジーの暮らしについての長期継続調査のなかで、チンパンジーが道を渡るときには、偵察、先陣、見張り、しんがりの明確な役割分担のあることを明らかにしました...
9月4日 −世界銀行との共同研究開発− 自然災害リスク軽減のための遠隔学習教材の開発と実装およびインフラストラクチャーのリスク評価と軽減のためのツール開発への着手
8月29日 マウスで発生したラットの精子を用い正常ラット個体の作成に成功
8月28日 ナノサイズの高純度R型二酸化マンガンの合成に世界で初めて成功
6月30日 半極性面バルクGaN基板上へのLED開発に成功
工学研究科電子工学専攻の船戸 充講師、川上 養一助教授らの研究グループは、半極性面のGaN(窒化ガリウム)バルク単結晶基板上へのLED(発光ダイオード)の作製に世界に先駆けて成功しました...
6月27日 脳神経活動を制御するイオンチャネル共役機構の解明について
6月22日 様々な形状のビームを自在に出射出来る半導体レーザを開発
京都大学(総長:尾池和夫)とJST(理事長:沖村 憲樹)は、ローム株式会社(社長 佐藤研一郎)と共同で、様々な形状のビームを自在に発することが可能なコンパクトな半導体レーザの開発に世界で初めて成功しました...
6月14日 「生分解性を有する2液反応型の新規医療用接着剤」の開発について
5月26日 脊索動物の発生を制御する遺伝子ネットワーク
理学研究科の佐藤矩行教授らの研究グループは、脊索動物の体づくりの基礎をなす遺伝子が、どのように協調的にネットワークを作って働いているかを明らかにしました...
5月19日 ガンマ線バーストで探る初期宇宙〜誕生後9億年で、宇宙はすでに電離していた〜
5月19日 “膵臓形成の位置決定“の設計図を解明 膵再生による糖尿病治療への応用に期待
5月18日 直接ヒト神経活動を測定できる拡散強調画像によるfMRIの開発
5月16日 植物がイモムシに「安全なのは何時か?」を知らせている
生態学研究センターの高林純示教授(化学生態学)らの研究グループは、ガの幼虫でイネやトウモロコシを食べる害虫アワヨトウの行動から、芋虫が夜活動するのは、光ではなく植物が出す香りが原因であることを、突き止め、16日発行の米科学雑誌「プロス・バイオロジー」に発表した...
5月9日 体の血圧を調節する新たな仕組みを解明
4月25日 組織幹細胞の遺伝子治療・遺伝子改変の研究に光
篠原美都助手・篠原隆司教授(京都大学大学院医学研究科)らの研究チームはマウス精巣から採取した精子幹細胞を用いて特定の遺伝子の機能が欠損した遺伝子ノックアウトマウスの作成に成功しました...
4月12日 臓器移植、薬を使わず拒絶反応抑制誘導 ヒトの臨床試験開始へ
4月11日 岡村教授の研究グループが研究報告書 『雲岡石窟』遺物篇を刊行
3月31日 ウシ脂肪交雑(霜降り)の原因遺伝子の一つを発見
3月15日 研究成果「学校評価の現状と今後の方向性」の発表について
1月17日 ヒトT細胞白血病ウイルスのHBZ遺伝子は発がんに必要な遺伝子であり、RNAとタンパク質で異なる働きをする
1月16日 細菌の“口”の移植によるダイオキシン分解「スーパー細菌」の創成


◆2005年

12月22日 台風の眼の内部の風が初めて解明された
12月19日 がんの悪性化や転移における野生型(正常型)N-ras遺伝子の働き
12月1日 水チャネルAQP0の2枚の膜が重なった2次元結晶内に見られる脂質と蛋白質の相互作用
11月28日 サルにも方言があった
11月1日 植物のスーパーチャージャーエンジンが見つかった!
10月28日 風邪の予防等に関する研究成果の発表について
10月20日 ごみ焼却時のダイオキシン類生成過程への一端を解明〜ダイオキシンを発生させないごみ焼却への道がひらける〜
10月14日 ヤドクガエルの毒はダニから?
10月11日 アルゴンイオンビームを照射したチタン酸ストロンチウムの青色発光
10月4日 脊索動物ホヤのセルロースに意外な機能
10月4日 巨大ヘモグロビンの結晶構造の解明に成功
9月9日 三角格子上のスピンの新しい無秩序量子状態の発見
8月25日 和装文化の振興および伝統技能の保存・継承のための西陣3次元ビデオ撮影スタジオ開設のご案内
8月24日 劇症肝炎および遅発性肝不全に対する組換えヒト肝細胞増殖因子(HGF)の第I・II相医師主導型治験
−京都大学医学部附属病院において実施される世界初のHGF臨床試験−
8月17日 「すざく」搭載観測機器(X線望遠鏡+X線CCDカメラ)のファーストライト(初画像)
−小マゼラン星雲の超新星残骸の撮影成功について−
8月12日 教科書が書き換わる?!-- 植物が花を咲かせるメカニズムを解明 --
8月4日 超巨大ブラックホールからのガスの流れをとらえる--京都三次元分光器第2号機 面分光で--
8月4日 摩擦熱による間隙圧上昇で説明できる断層の滑り弱化と地震のアスペリティ
7月14日 爆発性ガス“アセチレン”の超高密度濃縮と選択的吸着
7月7日 電子軌道の強的秩序状態を発見
7月5日 レーザーによる陽子加速で偏光方向の制御によるエネルギー増大効果を発見
−粒子線がん治療装置の超小型化などに期待−
6月16日 SUMO-1修飾されたチミンDNAグリコシラーゼの結晶構造
6月9日 液中における分子分解能イメージングに世界で初めて成功
−新規高分解能ダイナミックモード原子間力顕微鏡を開発−
6月8日 胎生期における低栄養環境に起因する成長後の肥満発症には、成長期の「レプチンサージの早期化」が重要な役割をはたす
6月7日 哺乳類の体内時計の光センサー細胞の進化的起源の解明
5月27日 発光素子の飛躍的な効率向上に向けて−その基本原理の実証に成功−
4月14日 「J.Pod」が北部構内に完成
4月13日 最高強度をもつアルミニウム合金を開発
3月11日 地球シミュレータで太陽コロナの謎にせまる
3月11日 in vivo でのsiRNA膀胱内注入療法によるがん増殖抑制に世界で初めて成功
3月8日 ナノサイズ酸化チタンの新製法
- 原料の高純度化とナノ材料化を低コスト単一プロセスで実現 -
3月1日 男性不妊症の原因に迫る〜小さなリングの大きな役割〜
2月14日 世界最大の光閉じ込め効果をもつ新しい光ナノ構造 「光ダブル・ヘテロ構造」の開発
− 自身のもつ光閉じ込め世界記録を大幅に更新。新しい情報・通信分野への展開が可能に−
1月25日 「包括的産学融合アライアンス」成果発表
−フレキシブルディスプレイ用、有機発光トランジスタおよび低熱膨張透明基盤(バイオナノファイバーコンポジット)を開発−
1月14日 「水素内包フラーレンの有機合成」に関する研究成果発表について
1月13日 携帯電話と街角センサーを用いた個人向け避難誘導
1月4日 ES細胞移植によるカニクイザルパーキンソン病モデルの症状改善に世界で初めて成功


◆2004年

12月29日 精巣よりの多能性幹細胞の樹立について
12月17日 ダーウィンの予言した自殖の進化が、地球環境変動期に起きていた
11月26日 グリベック耐性慢性骨髄性白血病に対する新薬の開発について
11月16日 カイコの性フェロモン受容体の発見 −ファーブル昆虫記のナゾ 100 年後に解明−
8月20日 本庶 佑教授らのグループが米科学雑誌サイエンスに研究成果を発表
8月6日 ウィルス感染による植物の細胞死のメカニズムを解明
6月7日 小型ヒューマノイド「クロイノ」(Chroino)を発表
6月2日 完全3次元フォトニック結晶を用いて究極の発光制御に成功
5月24日 脊椎動物の心臓の形成に関わる基本的な遺伝子特定
5月12日 乳癌治療予防薬「タモキシフェン」によるDNA損傷とそれに伴う癌誘発機構を解明



 
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