京都大学基金「感謝の集い」を開催しました。(2014年8月1日)

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太陽は雲に隠れ、猛暑を免れた夏の日、京都大学基金「感謝の集い」を開催しました。第一部では、理学研究科附属花山天文台と下鴨神社・糺の森の見学、第二部は百周年時計台記念館で報告会・懇親会を行い、それぞれ79名、94名の参加がありました。

理学研究科附属花山天文台では柴田一成 同天文台長による案内と解説が行われ、参加者の方々は、歴史を感じさせる天体望遠鏡などに興味深そうに見入っていました。中でも3Dメガネをかけて立体的な宇宙を見ることができる「4次元デジタル宇宙シアター」は、多くの関心を集めました。

下鴨神社においては、森本幸裕 名誉教授と今西純一 地球環境学堂助教による案内で史跡、糺の森を散策しました。鎮守の森で、多様な植物に触れた参加者は、「街中なのにこれほどの巨木がたくさんあってビックリした」、「夏でも涼を感じられる」と、自然の豊かさを満喫した様子でした。

報告会は、高見茂 理事補の司会のもと、松本紘 総長が寄付者の方々への謝意を表し、京都大学の沿革から、若手人材海外派遣事業「ジョン万プログラム」、グローバルリーダーを育成するための新しいタイプの大学院「総合生存学館(思修館)」など、最近の取り組みまでを紹介し、それらの取り組みを支える京都大学基金の必要性について述べました。続いて、小寺秀俊 理事・副学長から京大サロンに設置された「京都大学基金寄付者銘板」の紹介と、京都大学基金の構成についての説明があり、基金に対するさらなる支援が呼びかけられました。

続く懇親会では、場所を2階の国際交流ホールに移し、松本総長をはじめとする本学教員との懇談で大いに盛り上がりました。参加者の方々からは、「松本総長と直接話ができる機会があり、とても嬉しい」、「京都大学の研究成果に期待している」、「学生の支援に役立ててほしい」、「これからも寄付したいと思う」など、京都大学基金へのご理解や応援の声が多く聞かれるなか、会は盛況のうちに閉会しました。

感謝の集いは、日頃、本学をご支援いただいている方々と直接お会いし、ご意見等を伺える貴重な時間となりました。皆様のお声を参考に、今後も京都大学基金は皆様からのご支援を有意義に活用して行きます。

今後とも京都大学基金へのご理解、ご協力のほど、よろしくお願いします。


司会する高見理事補

挨拶する松本総長

挨拶する小寺理事・副学長

解説する柴田天文台長

案内する森本名誉教授

案内する今西助教

花山天文台の見学

下鴨神社・糺の森の散策

報告会の様子

歓談する参加者と吉川潔理事・副学長