徳島市内のホテルにおいて、平成30年度京都大学徳島同窓会を京都大学同窓会と共催で開催し、45名の同窓生の参加がありました。
最初に、日比野敏行 世話人代表(医学部・1962年卒)から挨拶と謝辞があり、続いて、参加者全員で京都大学学歌を斉唱しました。
その後、荒木茂 総長特別補佐が「アフリカの焼畑研究30年」と題した講演を行い、アフリカにおける焼畑の研究が、アフリカの食糧・環境問題から人々の生活支援と改善にまで及ぶものであること、そして、荒木総長特別補佐が大学院入学以前に徳島県内の企業に勤務し、吉野川の土に関心を持ち収集していたことなど徳島との縁について語りました。
続いて、徳島出身の佐藤慎一 総長特命補佐が「SPEC京大生チャレンジコンテスト2018」の報告を行いました。参加者からは、本学学生の柔軟で独創性に溢れた発想に驚きの声があがり、佐藤総長特命補佐のユーモア溢れる話に会場が湧きました。
また、 徳島同窓会から 、ノーベル生理学・医学賞を受賞した本庶佑 高等研究院副研究院長・ 特別教授 の教え子である、福井清 徳島大学先端酵素学研究所次世代酵素学研究領域病態システム酵素学分野教授(医学研究科・1984年卒)が「本庶佑先生(ノーベル生理学・医学賞)との学びと想い出」と題した卓話を行い、本庶副院長・特別教授から教えを受けた福井教授が、徳島大学において酵素学研究所を立ち上げ、様々な成果を上げていることを紹介しました。また、2人がテニスのダブルスのパートナーであったことなど、身近な話題も披露しました。
また、講演会終了後、平成30年度総会を開催し、京都大学同窓会評議員・世話人代表の交替が審議され、日比野敏行氏より津川博昭氏(法学部・1973年卒)へ評議員・世話人代表を引き継ぐことが全会一致で承認されました。
講演会に引き続き、懇親会を行いました。日比野 世話人代表の開会挨拶に続いて、熊谷幸三氏(農学部・1973年卒)の発声により乾杯が行われ、 会員から 近況報告が行われました。
最後は参加者で琵琶湖周航の歌を斉唱し、和やかな交流が進み盛会のうちに閉会となりました。
「琵琶湖周航の歌」斉唱の様子