第69回京都大学未来フォーラムを開催しました。(2017年12月1日)

公開日

今回の京都大学未来フォーラムは、法学部卒業生の秋山咲恵 株式会社サキコーポレーション代表取締役社長を講師に迎え、百周年時計台記念館において開催しました。

「新しい価値の創造への挑戦 ~京大女子の冒険~」と題した講演の中で秋山代表取締役社長は、自らの経歴を冒険になぞらえ、大学に入学して新しい価値観に出会い自分を変えたいという気持ちから法学部に転部したこと、男女雇用機会均等法の初年度に社会に出て様々な困難にぶつかりながら家族や自分の考え方を変えていき、技術者のパートナーとともに産業用検査ロボットの会社を起業したこと、女性がグローバルなマーケットにものづくりで起業したことで注目されたこと、リーマンショックで売り上げが1/3に激減したときにもメーカーの未来は社会の役にたつものを作り続けることにあり新商品の開発だけはストップしないという姿勢で会社の意識を変えて乗り越えてきたことなどを丁寧に語りました。そして最後に、それまでの常識にはとらわれず、時代が変われば、新しい価値観をいち早く感じ取って、自分にとって必然性があれば勇気を持って行動する、これからもあきらめず挑戦を続け、冒険を楽しんでいきたいと話しました。

参加者からは、「今後のキャリア観や生き方を考える上で秋山さんが感じてきたこと、体験してきたことをお聞きできたのは有益だった」、「修羅場をくぐり抜けたタフな方だと思いますが、壇上ではとても謙虚にお話しされていたのが印象的だった」、「同じ京大OGとして、男性と同じ業界で頑張っている秋山さんに大きな拍手をおくりたい」などの感想が寄せられました。

講演する秋山代表取締役社長

会場の様子