再生医科学研究所第9回公開講演会を開催しました。(2014年7月19日)

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第9回目となる再生医科学研究所公開講演会「再生医科学研究所の研究対象の大きさは1nmから1m」を百周年時計台記念館で開催しました。

はじめに、中辻憲夫 再生医科学研究所教授が、万能細胞(ES/iPS細胞)を使った細胞治療を目指す研究の現状や、医療や創薬への実用化に必要な安全性確保やコスト抑制のための技術開発について講演を行いました。

続いて、細川暢子 再生医科学研究所准教授が、細胞の中のタンパク質の品質管理機構やタンパク質の正しい折りたたみ(高次構造)を助けるために分子シャペロンタンパク質が働いていることなど、細胞の中のメカニズムについて講演を行いました。

市民の方々、高校生など300名を超える来場者が熱心に聴講し、講演後には質疑応答が活発に行われました。参加者アンケートでは、再生医療の広がりを期待する声のほか、高校生から「今ある問題の解決に貢献し、幹細胞の実用化に尽力したい」「タンパク質の高次構造に興味を持ちました」といった感想が寄せられました。


講演する中辻教授

講演する細川准教授

質疑応答の様子
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