デジタル立体地球儀を手軽に作れるアプリを公開

公開日

齋藤昭則 理学研究科准教授らの研究グループは、情報通信研究機構などと共同でデジタル立体地球儀を手軽に作成・利用可能にするiPad 用アプリ 「ダジック・アース・アプリ」をApp Store に2016年4月28日に公開しました。本アプリによって、これまで科学館などの大規模展示で用いられていたデジタル立体地球儀を、教室などで簡単に利用できるようになり、地球惑星科学、宇宙科学などの教育に役立つことが期待されます。

なお、本アプリはApp Storeから「ダジック・アース」でキーワード検索し、無料でダウンロードできますが、利用は教育・科学目的に限られており、またiPhoneおよび第1世代のiPadには未対応であることにご注意ください。

背景

デジタル立体地球儀は、地球の形を正しい形で表現でき、宇宙から地球を見下ろした地表を見ることができるので、地球や惑星などの現象を理解するのに有効と考えられています。しかし、従来のデジタル地球儀は科学館での大規模な展示を目的としており、教室での授業などに手軽に使うことは出来ないものでした。そこで、手軽に幅広くデジタル立体地球儀を実現することを目指して、京都大学を中心に「ダジック・アース」という、通常のプロジェクターとパソコンを使い、球形のスクリーンに映し出すデジタル立体地球儀を開発し、学校や科学館に広がりつつあります。ただ、このシステムはコンテンツのダウンロードや表示の切り替えに手間がかかり、パソコンとソフトウェアに習熟していないと利用しづらい点が課題でした。

開発アプリ

今回iPad用アプリとして開発された「ダジック・アース・アプリ」は、地球の雲の様子や地震の分布の他、月や火星、太陽など約90 のコンテンツが常時利用でき、ひまわり8号衛星画像と降水分布のコンテンツがリアルタイムにダウンロードされ、最新の画像が表示可能です。また、コンテンツのループ表示やシャッフル表示などの自動切り替え表示でき、よりスムーズに見せることができます

今後の予定

今後は以下の施設で、ダジック・アースによるデジタル立体地球儀を展示予定です。

2016年4月29日~5月29日 三重県立みえこどもの城「こどもと楽しむ!まるごとサミット サミット企画展」
2016年5月22日 久喜総合文化会館「第11回久喜総合文化会館 フレンドシップデー」、鹿児島県立博物館「博物館まつり」
常設展示 大阪市立科学館、佐賀県立宇宙科学館、白瀬南極探検隊記念館、国立極地研究所前橋市児童文化センター、東大阪市立児童文化スポーツセンター

ダジック・アース・アプリを操作する齋藤准教授

ダジック・アースの教室での利用風景
(直径1mのスクリーンを使用)

詳しい内容