小学生の夏休みが始まって間もない7月29日、北部構内で「子ども見学デー」を開催しました。
これは文部科学省生涯学習政策局が毎年霞が関で実施する同名イベントに合わせて、(1)子どもたちに親の職場を見せる。(2)京都大学を広く公開する。という目的のため、本学において初めて試みたものです。
内容は、朝、保護者と子どもがいっしょに出勤し、仕事で使っているパソコンとプリンターからパンフレットを印刷して会議室に集合。そこで小山事務部長の開会の挨拶を聞いた後、地図を頼りに北部構内の特徴ある施設をスタッフと共にオリエンテーリングするというものです。
オリエンテーリングのチェックポイントは10か所セットされており、(1)理学研究科宇宙物理学教室望遠鏡(理学部4号館屋上)、(2)学生体育会馬術部厩舎、(3)北部グラウンド、(4)講義室(農学部総合館5階)、(5)基礎物理学研究所湯川博士胸像、(6)数理解析研究所電算機械室(地下)、(7)フィールド科学教育研究センター北白川試験地、(8)旧演習林事務室、(9)北部構内事務部長室、(10)農学研究科事務長室です。
事務部内で職員の子ども達の参加を募集したところ、小学生を中心に17名が集まりました。最年長は小学6年生、最年少は5歳の園児、兄弟姉妹での参加が4組ありました。
当日はたいへん気温の高い日でしたが、子ども達は汗を流しながら元気に歩きまわり、チェックポイントに置いてあるシールを見つけると歓声を上げて駆け寄って、手持ちの地図に貼り付けていました。
なお、天体望遠鏡では長田哲也 教授が宇宙の話を、数理解析研究所では岸本典文 技術職員が待機してスーパーコンピューターの説明をしました。また馬術部では部員の学生が実際に馬に触れさせる体験を行いました。
探検は時間いっぱいまで続き、終了後は生協食堂で保護者と合流し、みんなで昼食をとって解散しました。
帰宅後にお願いしたアンケートには、どの子もたいへん喜んでいたとの感想が記載されており、スタッフにとって次回開催への自信につながる嬉しい結果となりました。
また、今回のイベントには北部構内事務部全課から若手職員8名の有志がスタッフとして集まり、昨年度に大きく改編が行われた事務部の連携を強める機会にもなりました。