学術情報メディアセンターセミナー「IoT時代の認証とセキュリティ」

開催日
2015年04月28日 火曜日
時間
16時30分~18時30分
要申し込み
不要
公開日

 学術情報メディアセンターでは、月に一度、各分野でご活躍の講師をお招きし、それぞれの研究開発活動の内容や現在抱えている課題について紹介いただき、参加者を含めて広く議論を行う機会として、月例セミナーを開催しています。

 今回の学術情報メディアセンターセミナーでは、渡邊裕司 名古屋市立大学システム自然科学研究科准教授、江原康生 大阪大学情報推進機構講師をお招きし、情報システムの基盤となる認証をキーワードに、最新の研究成果と実運用について講演いただきます。学内外を問わず多数の方の参加をお待ちしています。

基本情報

開催地
  • 吉田キャンパス
学術情報メディアセンター 南館2階 202マルチメディア講義室
(お身体の不自由な方にはエレベーターをご利用いただけますので事務室にお申し付けください。)
対象
  • 卒業生の方
  • 在学生の方
  • 一般・地域の方
  • 企業・研究者の方
教職員、学生、一般

イベント内容

プログラム

16時30分~17時30分
講演者 渡邊 裕司(名古屋市立大学 システム自然科学研究科 准教授)
講演題目 「モバイル端末における行動的特徴に基づく生体認証」
講演概要 モバイル端末に含まれる重要な個人情報を守るために、暗証番号あるいは指紋など身体的特徴を用いた認証が行われています。しかし、使用開始時に一度だけ行われるため、開始後には正規ユーザだけでなく不正使用者も自由にアクセスできてしまいます。個人の行動・操作の特徴や癖を用いた行動的特徴に基づく生体認証ならば、ユーザを煩わせることなく継続的に監視できます。本講演では、モバイル端末における行動的特徴に基づく生体認証について私たちの研究を紹介します。具体的には、スマートフォンに内蔵されたタッチセンサや加速度センサなどから、タッチ操作時や歩行時などでの各ユーザの行動・操作の特徴を抽出して認証する研究について述べます。
17時30分~18時30分
講演者 江原 康生(大阪大学 情報推進機構/サイバーメディアセンター 講師)
講演題目 「総合大学における統合認証基盤システムの構築と課題」
講演概要 国内の大学における統合認証基盤システムの構築、運用の動きが進む中、大阪大学では2006年よりPKI認証技術を用いた全学IT認証基盤システムの運用・管理を開始しました。さらに2010年には、学内システムに対するSSO認証およびデータ連携の推進を目指した第2期システムの構築および移行を実施し、今年秋には第3期システムへの移行を予定しています。しかし、大規模かつ複雑な組織構成を有する総合大学における統合認証基盤システムの構築、移行の際には、 独自かつ多種多様な問題や制約が発生するため、効率的な運用管理を困難にしています。今回は、総合大学における統合認証基盤システムの構築と課題について、これまでの認証基盤システムの運用管理におけるさまざまな経験等を含めた内容で講演を行います。
お問い合わせ
学術情報メディアセンター 上田 浩
Tel: 075-753-9051
E-mail: uep*media.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)