教育学研究科附属臨床教育実践研究センター公開講座「芸術と心理療法における愛・意味・美」

　教育学研究科附属臨床教育実践研究センターでは、毎年、深刻化する教育問題への取り組みの⼀環として、現代人のこころの理解に主眼をおいた公開講座を実施しています。今年度は、ステファノ・カルタ同センター客員教授を講師として開催します。

　カルタ客員教授は、イタリアのカリアリ大学心理学部力動心理学部門の教授で、豊富な臨床経験を持つユング派分析家です。ユング派心理療法に関して幅広く研究するとともに、近年では、脳科学や進化論など学際的な視点から心理療法を捉える研究を精力的に行っています。

　本講座では、私たちが生きるうえで重要な意味を持つ、「愛、意味、美」をテーマとして心理療法について講演します。これらは、私たち人間の進化の過程、人間の発達において固有かつ本質的な意味をもつものであり、ひとの人生の目的として考えられるべきものでもあります。乳幼児の発達、創造性、科学、イメージや音楽などの芸術を通して、美や意味、倫理について探究していきます。

　ぜひご参加ください。