自然資本経営論設立記念シンポジウム

※ 開催地とポスターを変更しました。（2014年11月18日）

　経済学研究科では、2014年度より株式会社サステイナブル・インベスターとともに、共同研究講座「自然資本経営論講座」を開設しました。

　私たち人間は、水・大気・土壌・生物といった自然が創り出した自然資本の恩恵を享受し、経済活動を発展・持続させ、日々の生活を豊かにしてきました。一方で、自然資本からの恩恵を当たり前のものとして受け取ってきたために、その価値を正確に評価できずにきたことも事実です。

　政界でも産業界でも改めて自然資本経営の重要性に注目が集まっています。

　エネルギーや資源の有限性など「地球の限界」を明確化し、環境保全と経済成長の両立を目指す「グリーン経済」への移行が喫緊の課題となっている今、私たちは自然資本をどのように経営していくべきなのでしょうか？本シンポジウムでは、企業・地域・国・国際社会において非常に重要なこの論点を取り上げ、最先端の身近な経済学を分かりやすくご紹介いたします。

　また講演では、ベストセラーとなった「里山資本主義　日本経済は「安心の原理」で動く」の著者、藻谷浩介氏をお迎えし、自然資本と日本経済の在り方について皆様に問いかけます。