第12回TOKYO漢籍SEMINAR「漢籍の遙かな旅路 -出版・流通・収蔵の諸相」

開催日
2017年03月18日 土曜日
時間
10時30分~16時00分
開催地
ターゲット
要申し込み
要申し込み
公開日
 デジタル・デバイス、電子書籍の急速な普及により、今や世界のあらゆる書籍が居ながらにして閲覧できる時代が近づこうとしています。しかし今のところ、電子書籍を通してはさすがに紙の手触りまでは伝えることができないようです。

 ほとんど劣化することなく、大量に複製することのできるデジタル書籍とはちがって、旧時代の漢籍は版ごとに異なり、刷りごとに異なって、ほとんどが「一点もの」といっても過言ではありません。さらに、流通・収蔵の過程で題記や蔵書印等の個性が加わると、「一点もの」としての性格はますます強まります。天下の孤本とされるような秘籍はもとより、各図書館に収蔵されているごくありふれた漢籍についても、一点一点にそれぞれ秘められた来歴があるのではないでしょうか?

 この講演会では「モノ」としての漢籍がたどったさまざまな旅路について、三人の講師がそれぞれの切り口から分かりやすく解き明かします。

基本情報

開催地
  • その他の地域
一橋大学 一橋講堂中会議場(東京都千代田区一ツ橋2-1-2 学術総合センター内)
対象
  • 一般・地域の方
どなたでも参加いただけます。
定員
200名

イベント内容

10時30分~10時45分 開会挨拶 稲葉 穣(東アジア人文情報学研究センター長)
10時45分~12時00分 講演「モンゴル時代の書物の道」 宮 紀子(人文科学研究所助教)
12時00分~13時10分 休憩
13時10分~14時25分 講演「明末の宣教師が出版した漢籍とキリシタン版」 中砂 明徳(文学研究科教授)
14時25分~14時40分 休憩
14時40分~15時55分 講演「漢籍購入の旅 -朝鮮後期知識人たちの中国旅行記をひもとく」 矢木 毅(人文科学研究所教授)
15時55分~16時00分 閉会挨拶

司会: 古勝 隆一(人文科学研究所准教授)
※ 講演時間には質疑応答時間を含みます。

申し込み

申し込み方法
聴講ご希望の方は、必要事項を記入の上、下記問い合わせ先まで、ハガキもしくはE-mailまたはFaxでお申し込みください。折り返しハガキにて参加の可否についてご連絡をさしあげます。(2月下旬から順次発送)

必要事項

  • 「漢籍セミナー申込み」と明記
  • 氏名
  • 連絡先(住所・電話番号・E-mailアドレス)
申し込み締切日
2017年3月10日 金曜日 17時00分必着
※ ただし、定員になり次第、締め切ります。
お問い合わせ
京都大学人文科学研究所 附属東アジア人文情報学研究センター
〒606-8265 京都市左京区北白川東小倉町47
Tel: 075-753-6997
Fax: 075-753-6999
E-mail: kanseki-tokyo*zinbun.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)