専門家と一緒に考える心理・社会的「セルフケア」

開催日
2017年05月13日 土曜日
時間
15時00分~16時30分
ターゲット
要申し込み
不要
公開日
 「セルフケア」は身体面のケアだけではなく、心理・社会面のケアもとても大切です。この講座では、特に、心理・社会面の「セルフケア」をテーマとしました。慢性疾患の患者さんは、身体的にも精神的にも困難を抱えて生活を続けています。現状では、治療によって症状を完全によくすることが難しいケースも少なくなく、日常生活の多くの場面で、どうやって症状とお付き合いしていくかが鍵になります。ですから、患者さんがご自身の「こころの状態」を意識して、周囲の人達とつながって、社会の中で生き生きとした生活を送るための必要な支援を得られるようにすることは、とても大切です。

 「こころの状態」を知り自らケアする方法や、困ったときにはどんなことを誰と一緒に相談したらいいか、また医療や行政の窓口との付き合い方のコツを知って、社会的なサービスを上手に利用できるようになりましょう。心理・社会面の「セルフケア」を身につけると、どのような良いことがあるのでしょう? いろんな立場の講師の先生方から経験を交えたお話を聴いて、一緒に考える会にできればと考えています。

基本情報

開催地
  • 吉田キャンパス
国際科学イノベーション棟 シンポジウムホール 国際科学イノベーション棟5階(西館)
本部・西部構内マップ[69]
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/yoshida/map6r_y/
対象
  • 一般・地域の方
どなたでも参加いただけます(市民公開講座)。
定員
250名

イベント内容

プログラム

座長: 菅原 典夫(国立精神・神経医療研究センター)

15時00分~15時05分 開会のご挨拶
木村 円(国立精神・神経医療研究センター)
15時05分~15時15分 きっかけは、筋強直性ジストロフィーのQOL調査研究
遠藤 麻貴子(国立精神・神経医療研究センター)
15時15分~15時35分 「病気だからこそ」の生き方 -筋疾患の患者として-
本田 充(京都大学iPS細胞研究所)
15時35分~16時05分 難病患者さんが利用できる社会資源と利用するコツ
戸田 真里(京都府難病相談・支援センター)
大平 香織(国立病院機構 青森病院)
16時05分~16時25分 認知行動療法-考え方・行動を変えて世界を変えよう!
渡辺 範雄(京都大学医学研究科社会健康医学系)
16時25分~16時30分 閉会のご挨拶
高田 博仁(国立病院機構 青森病院)

備考

主催

平成29年度 日本学術振興会科学研究費助成事業「筋強直性ジストロフィーの認知行動療法」研究班
京都大学医学研究科社会健康医学系 渡辺範雄

共催

平成29年度 厚生労働科学研究費補助金「筋ジストロフィーの標準的医療普及のための調査研究」班
平成29年度 日本医療研究開発機構難治性疾患実用化研究事業「エビデンス創出を目指した筋強直性ジストロフィー臨床研究」班
お問い合わせ
国立精神・神経医療研究センター TMC 臨床研究支援部 遠藤
Tel: 042-341-2711(内線:3841)