京都人類学研究会10月例会

開催日
2014年10月17日 金曜日
時間
18時30分 開演(18時00分 開場)
要申し込み
不要
公開日
京都人類学研究会10月例会を開催します。奮ってご参加ください。

基本情報

開催地
  • 吉田キャンパス
人文科学研究所 4階 大会議室
対象
どなたでもご参加いただけます。
参加費
資料代として200円いただきます。

イベント内容

発表者

金子守恵(人間・環境学研究科)

コメンテーター

西江仁徳(野生動物研究センター・日本学術振興会 特別研究員)

発表要旨

この発表では、エチオピア西南部の学校で使用されるノートとそのとりあつかわれ方を手がかりにしながら、人びとが日々の生活において実践する在来の知を「もの」や行為に注目してとらえることの意義を確認した上でその記述の仕方について予備的な考察をおこなってみたいと思います。発表者はこれまで、エチオピア西南部に暮らす農耕民アリの多くの世帯において、子どもたちが学校で使用したノートやその切れ端が家のなかに山のように堆積しているという状況をしばしば観察してきました。アリの人びとのノートのとりあつかい方について、「ゴミ(qoshasha, ቆሻሻ アムハラ語)」という用語に注目しながら、エンセーテ(エチオピア起源植物、バショウ科)や土器などの「もの」とそれらにかかわる行為とを比較・検討します。これらをふまえ、アリの人びとの行為を具現化する「もの」やその「もの」をあつかう行為(分節化された身体動作の単位)を描きだすことで、人びとの内的な視点を可視化する可能性について予備的な考察を加えます。

申し込み

申し込み締切日

備考

京都人類学研究会は、京都を中心とする関西の人類学および関連分野に関心をもつ研究者・大学院生が研究成果を報告する場です。
京都人類学研究会2014年度代表: 風間計博(京都大学人間・環境学研究科教授)
お問い合わせ
京都人類学研究会事務局
E-mail: kyojinken2014*gmail.com (*を@に変えてください)