今回の学術情報メディアセンターセミナーでは、五斗進 情報・システム研究機構データサイエンス共同利用基盤施設教授および谷藤幹子 物質・材料研究機構 材料データプラットフォームセンター長に講演していただきます。
学内外を問わず多数の方のご参加をお待ちしています。
基本情報
- 吉田キャンパス
- 企業・研究者の方
イベント内容
研究成果を多くの人物が利用できるよう公開し、新たな知見を生み出そうとするオープンサイエンス活動は、我が国においても広がりを見せつつあります。特に長年の研究成果をデータとして蓄積してきた学問分野では、単なるデータベースの構築にとどまらず、データベース間の連携・統合、利活用のためのサービス設計、アウトリーチ活動による利活用機会の向上などの取り組みが精力的に進められています。そこで今回のセミナーでは、バイオサイエンス、ナノサイエンスの2分野におけるオープンデータサイエンスの進展について講演していただきます。
16時30分~17時15分
講演者
五斗進(情報・システム研究機構 データサイエンス共同利用基盤施設 ライフサイエンス統合データベースセンター 教授)
講演題目
ライフサイエンス分野におけるオープンサイエンスの推進
講演概要
ライフサイエンス分野ではゲノムプロジェクトなどで産生される大規模データを共有する文化があり、公開されているデータベースも数多くあります。一方で多様であるためにデータベースを共有して統合的に扱うことが困難になっているという問題がありました。ライフサイエンス統合データベースセンターでは、このような状況下でデータを有効に共有し活用するための技術開発や標準化に取り組んできました。その一つの方法として採用してきたセマンティック・ウェブ技術の応用について紹介します。
17時15分~18時00分
講演者
谷藤幹子(物質・材料研究機構 材料データプラットフォームセンター長)
講演題目
オープンサイエンスとデータ駆動型材料研究
講演概要
材料科学では、近年のデータ駆動型材料研究という新しい研究手法により、インフォマティクスという情報科学の材料科学を融合したデータ解析と予測、機械学習を取り入れたデータマイニングなどが進展しています。オープンサイエンス時代の到来で、データ利活用が進みやすくなり、様々に展開しつつある研究環境を「材料データプラットフォーム」という観点から紹介します。
備考
Tel: 075-753-7408
E-mail: aoki.takaaki.6v*kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)