学術情報メディアセンターセミナー「人工知能とものづくり」

開催日
2016年10月21日 金曜日
時間
16時30分~18時00分
要申し込み
不要
公開日
 学術情報メディアセンターでは、月に一度、各分野でご活躍の講師をお招きし、それぞれの研究開発活動の内容や現在抱えている課題についてご紹介いただき、参加者を含めて広く議論を行う機会として、月例セミナーを開催しています。

 今回の学術情報メディアセンターセミナーでは、小山田耕二 学術情報メディアセンター教授、原田研介 大阪大学基礎工学研究科教授を招き、講演いただきます。学内外を問わず多数の方の参加をお待ちしています。

基本情報

開催地
  • 吉田キャンパス
国際科学イノベーション棟 5階 シンポジウムホール
本部・西部構内マップ[69]
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/yoshida/map6r_y/
対象
教職員、学生、一般の方

イベント内容

16時30分~17時10分

講演者

小山田 耕二 (京都大学学術情報メディアセンター教授)

講演題目

データサイエンスと因果推論

講演概要

ビッグデータ・IoT時代に突入し、さまざまな分野でデータの利活用を実践できるデータサイエンティストの育成が求められています。多くのデータ分析・可視化技術の習得も重要ですが、データサイエンスに必要不可欠なのは、科学的方法です。科学というと自分には関係ないと思われる方も多いと思いますが、科学とは、難解な物理という意味ではなく、日常業務に密接な関係のある「因果関係を明らかにする」ことです。本講演では、科学的方法において重要な役割を果たす因果推論について、具体例を示しながらわかりやすく説明します。

17時10分~18時00分

講演者

原田 研介 (大阪大学基礎工学研究科教授)

講演題目

人工知能とものづくり

講演概要

近年、消費者の多様なニーズに応えるために、製造の多品種少量生産化が進んでいます。この生産形態のロボット化は困難で、近年のハイテク製品であっても、非常に労働集約的かつ原始的な方法で組み立てが行われているのが現状です。この生産形態の自動化を推進するためには、ロボットは製品に関する多種多様な情報を統一的に扱う必要があります。そこで本講演では、ビッグデータ・IoT時代のものづくりの手法について説明します。まず、NEDO次世代人工知能・ロボット中核技術開発プロジェクトの概要を説明したのちに、特にこのプロジェクトにおけるものづくりに関する研究について、事例を交えながら紹介します。

お問い合わせ
学術情報メディアセンター 江原 康生
Tel: 075-753-7428
E-mail: eba*viz.media.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)