京都大学化学研究所「第114回研究発表会」を開催しました。(2014年12月12日)

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化学研究所では、宇治おうばくプラザきはだホールを主会場として「第114回研究発表会」を開催しました。

午前は、大野工司 化学研究所准教授が「ポリマーブラシ付与複合微粒子の精密設計と応用」、FRISCO-CABANOS, Heidie L. 同研究員が「Synthetic Molecules that Protect Cells from Anoikis and Their Use in Cell Transplantation」、小川紘樹 同助教が「放射光GISAXSを用いた高分子表面・界面の構造解析」、吉田弘幸 同助教が「新しい有機半導体の電子親和力測定法と有機エレクトロニクスへの応用」に関する研究発表を行いました。

午後からは、京大化研奨励賞・京大化研学生研究賞の授与式と受賞者4名(京大化研奨励賞: 茅原栄一 化学研究所助教・TEX, David 同研究員、京大化研学生研究賞: 長田浩一 理学研究科博士課程2回生・MOHAMED, Ahmed Mohamed 薬学研究科博士課程3回生・西村秀隆 工学研究科博士課程2回生(必修講義のため欠席))が講演しました。

また、おうばくプラザ・ハイブリッドスペースでは69件のポスター発表を行いました。その後、2013年度の「化研らしい融合的・開拓的研究」に採択された6件(吉村智之 化学研究所助教「仮想的超短寿命キラル分子の検出」、脇岡正幸 同助教「直接的アリール化重合によるπ共役系高分子の一次構造制御合成法の開発:実験・理論の融合型アプローチ」、LE, Quang Phuong 同研究員「Investigation of photocarrier dynamics in perovskite-based solar cells」、山田泰裕 同特定准教授「高誘電率材料の誘電遮蔽効果を利用したナノ構造物質の光学特性制御」、佐藤良太 同助教「高性能低白金コアシェル型ナノ粒子触媒:ナノ構造の精密制御と精密構造解析」、竹内勝彦 同助教「Synthesis and Applications of Non-Innocent PNP-Pincer Type Phosphaalkene Ligands」)の報告がありました。いずれも活発な質疑・討論が行われました。

本研究発表会は、一般、専門機関、所内から延べ170名を越える参加者を得て、最先端の多彩な研究成果がわかりやすく発表し、また、ポスター発表にも多数の参加者を得て、盛況のうちに終了しました。

なお、終了後には、教職員・大学院生らが多数参加して、宇治おうばくプラザ・ハイブリッドスペースで本会の懇親会を行いました。

ポスター発表

口頭発表

受賞者と時任宣博 化学研究所長

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