第15回京大病院iPS細胞・再生医学研究会を開催しました。(2017年1月19日)

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医学部附属病院は、第15回京大病院iPS細胞・再生医学研究会を芝蘭会館で開催しました。同研究会は、医学部附属病院でのiPS細胞、ES細胞および体性幹細胞などを用いた再生医学研究の向上および成果の普及を図り、医療の発展に貢献することを目的として2009年11月に発足し、2017年に8年目となりました。第15回目となる今回の研究会では、学内外から過去最多の180名を超える医療関係者等が参加しました。

研究会では、稲垣暢也 医学部附属病院長の開会挨拶の後、出雲正剛 武田薬品工業株式会社医薬研究本部再生医療ユニットグローバルヘッドが「武田薬品の再生医療への取り組み」について一般講演を行いました。また、吉田善紀 iPS細胞研究所准教授が「多能性幹細胞からの心筋細胞分化成熟誘導法の開発」、後藤慎平 医学部附属病院特定助教が「ヒトiPS細胞を用いた呼吸器再生研究の新展開」、金子新 iPS細胞研究所准教授が「iPS細胞技術によるT細胞の再生」と題して、それぞれ学術講演を行い、参加者は最新の研究成果について熱心に聞き入りました。

引き続き、岡野栄之 慶応義塾大学医学部長が「iPS細胞技術による神経系の再生と疾患研究」と題した特別講演を行いました。講演後の質疑応答では活発な議論が展開され、研究会は盛会のうちに終了しました。

岡野学部長による特別講演

開会挨拶をおこなう稲垣病院長

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