第14回京大病院iPS細胞・再生医学研究会を開催しました。(2016年7月1日)

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医学部附属病院は、第14回京大病院iPS細胞・再生医学研究会を芝蘭会館で開催しました。同研究会は、医学部附属病院でのiPS細胞、ES細胞および体性幹細胞などを用いた再生医学研究の向上および成果の普及を図り、医療の発展に貢献することを目的として2009年11月に発足したものです。第14回目となる今回の研究会では、学内外から100名を超える医療関係者等が参加しました。

研究会では、稲垣暢也 医学部附属病院長の開会挨拶の後、小泉智信 アステラス製薬株式会社再生医療研究所長が「アステラス製薬の再生研究への取り組み」について一般講演を行いました。また、齋藤潤 iPS細胞研究所臨床応用研究部門准教授が「iPS細胞を用いた先天性免疫疾患の解析について」、曽根正勝 医学研究科代謝制御学講座特定准教授が「ヒトiPS細胞を用いた副腎皮質発生・分化機構の解明」、中村英二郎 同研究科メディカルイノベーションセンター DSKプロジェクト特定准教授が「疾患特異的iPS細胞を用いた遺伝性腫瘍に対する創薬研究」と題して、それぞれ学術講演を行いました。

引き続き、後藤百万 名古屋大学医学系研究科泌尿器科学教授が「当科における下部尿路機能障害に対する再生治療の開発」と題した特別講演を行い、参加者は熱心に聞き入っていました。

研究会で開会挨拶を行う稲垣病院長

特別講演を行う後藤教授

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