第11回京大病院iPS細胞・再生医学研究会を開催しました。(2015年1月30日)

ターゲット
公開日

医学部附属病院は、京大病院iPS細胞・再生医学研究会を芝蘭会館にて開催しました。同研究会は、当院におけるiPS細胞、ES細胞および体性幹細胞等を用いた再生医学研究の向上および成果の普及を図り、ひいては医療の発展に貢献することを目的として平成21年11月に発足したものです。第11回目となる今回の研究会では、学内外から医療関係者等100名余りの参加がありました。

研究会では、三嶋理晃 医学部附属病院長の開会挨拶の後、田中正幸 武田薬品工業株式会社大阪学術グループマネージャーが「難治性逆流性食道炎もふまえた今後の治療戦略」についての一般講演を行い、齋藤潤 iPS細胞研究所臨床応用研究部門准教授が「疾患iPS細胞を用いた血液疾患の病態解析」について、西小森隆太 医学部附属病院小児科准教授が「疾患特異的iPS細胞を用いたメンデル型遺伝疾患の病態解析について-CINCA症候群の骨幹端過形成をとりあげて-」について、妻木範行 iPS細胞研究所増殖分化機構研究部門教授が「iPS細胞技術を用いた骨系統疾患研究」について学術講演を行いました。

引き続き、西中村隆一 熊本大学発生医学研究所腎臓発生分野教授が「発生学に基づいた3次元腎臓組織の試験管内構築」について特別講演を行いました。

開会挨拶を行う三嶋病院長

西中村教授による特別講演

関連部局