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Chinese Academy of Agricultural Sciences, Beijing, China (2005年10月8日~10日)

尾池 和夫

シンポジウムと会場外での活動の簡単な報告
2005年10月7日(金曜日)横山機構長、辻研究・国際部長とともに北京へ。

 北京空港では大規模な工事が進んでいる。オリンピックとともに国が発展する。北京北部の土地の値上がりが目立つという。

農業科学院 万建民(Jianmin Wan)作物科学研究所長(中央)

 農業科学院の万建民(Jianmin Wan)作物科学研究所長に会った。万さんは京都大学で博士学位を取得した。宿泊する友誼賓館で、私は昔国際会議をするのに泊まって迷ったことがある。広い敷地に今オフィスビルを増築している。

10月8日(土曜日)

劉旭 中国農業科学院副院長

 開会の挨拶で、劉旭(Xu Liu)中国農業科学院の副院長が中国語で挨拶し、私も最初の一行は中国語で挨拶して、大きな拍手をいただいた。その後、シンポジウムに入った。若い学生たちがたくさん参加していて、熱気があった。コヒーブレイクに出されたミカンが、さすがにたいへん美味しかった。

 農業科学院の構内に書店があり、そこで「二十四節季と農業」の本を7元で買った。小さな本であるが、全国優秀科学普及本の2位を取ったと表紙に書いてある。中味は各種の気象データがカラーの地図に示され、二十四節季を覚える歌や農作業との関わりを歌った歌もあり、各地の年間の気温や雨量分布と農作業の関係が示されていて、中国で使われる農暦の科学的な意味が詳しく説明されている。また、種物や収穫した野菜や果物も豊富に売っている。

構内にある小学校

構内にある小学校

 構内には多くの職員が住み、商店が並び、保育所、幼稚園、小中学校がある。昨日までが国慶節の休みだったので、今日の土曜日は勤務日であり、昼休みにはたくさんの職員が昼食の食堂へ向かっていた。構内の大きな公園には老人や幼児も集まってくる。

 私たちの昼食は、構内の食堂に用意されて いて、京都からの学生さんたちと丸いテーブルを囲んだ。

 昼から北京の日本学術振興会のオフィスを訪問した。山口さんがここで三回目の秋を迎えて活動している。東京大学の北京代表処代表である福井 浩一さんも同行してくださった。学術振興会の事務所は中関村の電子図書館の大きなビルの中にある。東京大学の事務所は北京南部の天壇に近い場所である。

学術振興会の事務所のあるビル 日本学術振興会 北京事務所の山口 英幸さん

 歓迎会までの間に。天壇へ横山先生も一緒に行って歩いた。「天地人」の三才学林長であり、天に届く石に立っていただいて写真を撮った。

石の上に立つ横山副学長 左端が東京大学の北京代表処代表である福井 浩一さん

 友誼賓館の中で行われた総長主催の歓迎会には約180名の参加があった。

 若い学生さんたちが多く、活気があって嬉しかった。

 私は挨拶で京都大学に来ている中国からの留学生のことや、京都大学で学位を取って活躍している中国人のことを紹介し、劉副院長が貴重な機会を作ってもらって交流が進むと、謝辞を述べられた。

10月9日(日曜日)

 シンポジウムは順調に続いている。中国農業科学院の周辺を歩いてみた。新彊ウイグルの人たちが集まった地域があり、民族大学がある。農業科学院の向かいには北京理工大学があり、近くには北京外国語大学などがある。また、中国科技経営管理大学というのもある。どれも新しいビルを建ててきれいなキャンパスを作っている。スローガンなどが意気込みを示している。

 少し北へ行くと中国人民大学、さらに北京大学、清華大学などがある。いずれも京都大学と交流の盛んな大学である。

シンポジウムに参加した京都大学教員、大学院生、中国農業科学院研究者らと会場外にて

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