2016年「国立台湾大学スプリングスクール」を実施しました。(2016年2月29日~3月20日)

ターゲット
公開日

「平成27年度大学間学生交流協定による短期留学プログラム(通称:東アジア短期留学プログラム)」の一環として国立台湾大学が主催するスプリングスクールに8名の本学学生が参加しました。スピーキング・リスニングを中心とした中国語学習、台湾の歴史や文化に関する講義、英語による特別授業、フィールドトリップなどが提供されました。中国語学習は平日午前中に行われ、授業中は中国語を使うことを求められました。

プログラム期間中、台湾大学の学生がStudent adviserとして参加し、本学学生一人一人を支えてくれました。Student adviserの活動は、中国語学習の補助から見学旅行の準備や引率、企画にまで至ります。帰国後の報告の中で、多くの本学学生が彼らとの交流から刺激を受けたと述べています。

本プログラムで得た人間関係を今後も一層深めていくことが期待されます。

参加学生の報告

国立台湾大学スプリングスクール副班長
総合人間学部2回生 角田七海
報告会実施日: 2016年3月25日(金曜日)

2016年2月29日から3月20日までの3週間、国立台湾大学のスプリングスクールに参加してきました。京大から8名が参加し、日本各地の大学から集まった学生と交流しました。

このプログラムは中国語習得と台湾文化理解の二つにフォーカスしており、内容もそれぞれに特化したものが用意されています。中国語に関しては初日のテストの結果にそってレベル別に4クラスに分けられます。ひとクラス5~7人の少人数クラスで、授業中は会話も質問も徹底して中国語を用いることが求められます。しかし少人数クラスのために先生との距離も近く、間違えても聞き取ってもらえなくてもとりあえず話す、という環境であるためにプログラム修了時には自分でも驚くほど中国語が話せるようになりました。さらに最終テストとして中国語のプレゼンテーションを行ったことも良い経験になりました。

台湾文化については、座学だけでなく放課後のフィールドワークや週末のワンデイトリップを通じて頭と体で体験しました。台北市ツアーから国立故宮博物館や士林夜市、九份や宜蘭など様々な場所を訪れ、その地の歴史背景や文化的意義を学びました。これらのアクティビティ中には常に台湾大学の学生がスチューデントアドバイザーとして同行してくれていました。彼らには初日の空港ピックアップから最終日の空港チェックインまで、文字通りプログラムの最初から最後までお世話になりました。彼らのおかげでこのプログラムはより充実し、思い出深いものになったと思います。台湾は親日であることでも有名ですが、国家間の良好な関係はこういった個人間の交流から生まれるものなのだと実感しました。

このプログラムはまだまだ可能性を秘めています。今後も多くの京大生がこのプログラムに参加して様々な経験を通じて世界に羽ばたいていくことを期待します。

修了式

授業準備