2015年「浙江大学スプリングスクール」を実施しました。(2015年3月15日~3月29日)

ターゲット
公開日

「平成26年度 大学間学生交流協定による短期留学プログラム(通称:東アジア超短期留学プログラム)」の一環として、中国・浙江大学スプリングスクールを開催しました。このスプリングスクールは、本学の協定校である浙江大学の協力の下で行われる、中国語講座、文化体験、学生交流を重視した2週間のプログラムです。2014年度は9名の本学学生が参加しました。浙江大学と本学との良好な協力関係の下、5年連続で開催され、これまで合計61名の学生を派遣しました。

中国語の授業では、参加者のレベルに応じたクラスに分かれ、世界各地からの留学生とともに講義を受けました。また、現代中国の社会問題に関する特別講義、太極拳、杭州市の市街ツアーなどの文化体験活動が提供されました。

また、近藤直 農学研究科教授および浙江大学教員の司会の下、英語、日本語で、農業、食品および文化などについて2回の学生合同セミナーを実施し、活発な議論が行われました。学生は出発前に、本学在籍留学生によって行われた中国語の会話練習および文化学習にも参加しました。

短い期間ではありましたが、各参加者が今回の経験を生かし、今後の国際交流活動に大いに貢献していくことを切望します。

参加学生の報告

浙江大学スプリングスクール 班長
文学研究科修士1回生 小川伸
報告会実施日: 2015年3月30日(月曜日)

中国、杭州は古より誉高き文化の都であり、「上有天堂、下在蘇杭」と言われるほど美しい街です。今回、京都大学からは学年も専攻も異なる9名が、杭州の浙江大学で2週間に渡る短期留学を行いました。中国語学習を中心としつつ、現代中国の社会問題の研修、浙江大学の学生との交流を活発に行い、充実した2週間を送りました。

常に大学で勉強ばかりしているわけではなく、杭州市内をはじめ、上海・蘇州・紹興など様々な地域にも出かけ、見聞を深めると同時に中国の歩き方を学びました。切符の買い方一つとっても日本とは異なり、驚きを伴うものでした。一方で中国の食文化や発展の様相を知る素晴らしい機会となりました。

中国語学習は、各人が自身の能力に応じたクラスに配属され、授業は英語を交えながらほぼ中国語で行われました。クラスは韓国人やヨーロッパ人が大半を占めており、中国語学習熱の高まりが感じられ、日本ではなかなか得難い空間の中で、非常に刺激的な体験を味わいました。

また、授業以外では中国人学生と食事や遊びに出かけました。そのほか、日中相互の社会、文化に関する発表会や中国人学生とともに遠方への小旅行などを行い、関係を深め合いました。この中で得られた中国の生の知識と、交遊の日々こそが留学で得た最高の成果です。

浙江大学の紹介

霊隠寺、空海像前にて

合同セミナーの様子

修了式

「大学間学生交流協定による短期留学プログラム(通称:東アジア超短期留学プログラム)」について

本学では、本学学生が各国の大学生との交流を深め、国際性を涵養し、外国語運用能力を向上させる機会として、「大学間学生交流協定による短期留学プログラム」を、年間7プログラム実施しています。本プログラムは、本学と派遣先大学との大学間学生交流協定に基づき、原則として学費免除で行われ、派遣された本学学生は、交換留学生と同等の身分で受け入れられます。平成26年度は、「大学の世界展開力強化事業 -ASEAN諸国等との大学間交流形成支援-「開かれたASEAN+6」による日本再発見 -SENDを核とした国際連携人材育成」、JASSO奨学金(重点政策枠)、「留学生受入拠点整備事業」および「京都大学若手研究者海外派遣事業 ジョン万プログラム」の支援を受けて行われました。