第1回チューリヒ大学-京都大学ジョイントワークショップを開催しました。(2019年11月27日、28日)

公開日

第1回チューリヒ大学-京都大学ジョイントワークショップをチューリヒ大学で開催しました。

本ワークショップは、2013年(第1回)、2016年(第2回)に開催されたスイス-京都シンポジウムを契機にさらなる連携強化のために企画されたもので、第1回となる今回は医学分野を中心に2日間に渡り開催されました。チューリヒ大学よりChristian Schwarzenegger 副学長、Beatrice Beck Schimmer 副学長ら37名、本学から湊長博 プロボスト 理事・副学長をはじめ医学研究科、iPS細胞研究所の教員ら22名が参加しました。

1日目は、Schwarzenegger副学長、Schimmer副学長、湊プロボスト 理事・副学長による挨拶、両大学の紹介と交流状況、さらに本ワークショップの趣旨説明につづき、出席者全員がポスター発表の研究内容を導入的に90秒で説明しました。その後、チューリヒ大学内のオープンスペースで設置されたポスター展示会場にて、「脳」、「がん」、「心臓」、「プラットフォーム・革新的技術・データ解析」、「腎臓」の分野別に展示されたポスターを前に、研究者同士で同分野内だけでなく他分野についても活発な情報交換が行われました。研究者達は共同研究の可能性を見つけ、用意された複数のスペースにおいて、個別にさらなる議論が行われました。

2日目は、前日の情報交換および共同研究の創発に向けた議論によって得られた成果が発表されました。藤田祥彦 iPS細胞研究所助教とチューリヒ大学再生医学研究所(IREM)、大塚篤司 医学研究科特定准教授とチューリヒ大学皮膚科教授、高橋良輔 医学研究科教授とチューリヒ大学神経科教授、そして 柳田素子 医学研究科教授が腎臓分野において2件といった 計5件の共同研究の可能性が発表されました。

来年度以降に、第2回ワークショップを本学で開催する予定で、両大学における教育・研究の連携がさらに進むことが期待されます。

湊プロボスト 理事・副学長による開会の挨拶

Matchmaking sessionの様子 1

Matchmaking sessionの様子 2

左から、武藤学 医学研究科教授、Maries van den Broek チューリヒ大学医学部副学部長、高橋教授、湊プロボスト 理事・副学長、Schimmer副学長、Schwarzenegger副学長

集合写真