米国・ワシントンDCでUSJI WEEKに参加しました。(2016年2月25日)

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本学を含む日本の9大学連携で運営する日米研究インスティテュート(USJI: U.S. - Japan Research Institute)が主催するUSJI WEEKがワシントンDCで開催されました。USJIは、学術基盤をもとに、日米間における政策提言型の研究を行い、戦略的に情報発信する最先端研究拠点で、USJI WEEKは毎年2回開催されるUSJIを代表する研究イベントです。

本学からは、USJI副理事長を務める森純一 国際交流推進機構長、原良憲 経営管理研究部教授が参加、さらにゲストスピーカーとして、Glen S. Fukushima 米国先端政策研究所上級研究員を迎え、「Rejuvenating Japan's Economy and Industries. - Abenomics in the Long Run」(日本経済の復活 -アベノミクスの長期展望)と題したセッションを実施しました。

セッションは、安倍政権の経済政策: アベノミクスを表す新旧3本の「矢」の定義に始まり、これまでの実績を振り返りながら、その成果の検証が行われた後、少子高齢化社会を支えるために必要な高コストに反比例する人口減少や労働力不足等、日本社会に根強く残る問題が指摘され、サプライサイドやサービスイノベーションの戦略的な成長、労働市場や移民政策にかかる構造改革の必要性が提示されました。

会場を埋め尽くした30名余りの聴衆からは、女性の社会進出に不可欠な日本のインフラ整備の現状、Cool Japan!が国際社会へ発信しうる意義や海外からの観光客をターゲットとする新しいサービス産業との連関等について多くの質疑が寄せられ、日本社会の動向に対する関心の高さが伺えるような、活気溢れる討議に満ち、盛況のうちに幕を閉じました。

今回のイベントを含むUSJIの各種活動状況および成果報告は、日本語・英語の両方でワシントンDCから発信しています。本学も、米国開催プログラムへの研究者・学生派遣等、今後も引き続き、情報提供、支援を行っていきます。

森機構長

原教授

Fukushima上級研究員

会場の様子

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