第9回東南アジアネットワークフォーラムを開催しました。(2017年11月1日)

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インドネシア・ボゴール県チビノン郡にあるインドネシア科学院(LIPI)イノベーション・センター講堂において、10月30日から開催された第8回に引き続き、第9回東南アジアネットワークフォーラムを開催しました。このフォーラムは、LIPIと本学元留学生による同窓会組織であるインドネシア京都大学同窓会(HAKU)を中心として、京都大学ASEAN拠点と東南アジア地域研究研究所が共催で行ったものです。

本フォーラムは、元留学生が現地で組織する同窓会と連携して本学の最新研究成果を現地に還元することを最大の目的としており、現地社会がいま最も関心を寄せていることを学術テーマとしてとりあげています。インドネシアでの開催は、2007年度から2014年度までHAKUが毎年開催してきた京都大学東南アジアフォーラム、2015年度からその規模を拡大した東南アジアネットワークフォーラムを合わせると、今回で11回目となりました。

今回のフォーラムでは、本学、LIPI、ガジャマダ大学、セベラスマレット大学、ボゴール農科大学が産学連携をどのように強化しているのかを議論しました。はじめに稲葉カヨ 理事・副学長、バンバン・スビアント LIPI長官代行による開会の挨拶がありました。その後、バンバン長官代行、松原英一郎 理事補・産学連携本部副本部長(工学研究科教授)が基調講演を行い、午後からはインドネシアでも最有力の各大学・機関からの教員4名による発表が行われました。各大学にとっても産学連携は極めて重要な課題であるため、90名におよぶ参加者や関係者は熱心に耳を傾けていました。

また、前日には、東南アジア地域研究研究所のジャカルタ連絡事務所において、インドネシアの本学元留学生や本学に縁のある研究者、インドネシアに駐在する日本人の本学OB・OGが参加する交流会が行われ、ネットワークの幅を広げました。

挨拶する稲葉理事・副学長

挨拶するバンバン長官代行

左から、基調講演をする松原理事補、講演するヌルル・タウフィク・ラフマン LIPI研究員、クリヨ・スンボド 3月11日大学教員

集合写真