第4回JASTIPシンポジウムが開催されました。(2017年7月3日、4日)

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「日ASEAN科学技術イノベーション共同研究拠点-持続可能開発研究の推進」(JASTIP)は、タイ国立科学技術開発庁(NSTDA)Grand Hall, Thailand Science Park Convention Centerにおいて、「第4回JASTIPシンポジウム-Biomass to Energy, Chemicals and Functional Materials-」を開催し、日本、タイ、インドネシア、シンガポールから合計256名にのぼる多くの方々の参加がありました。

今回のシンポジウムは、NSTDA、インドネシア科学院(LIPI)と共催し、文部科学省、ASEAN工学系高等教育ネットワーク(AUN/SEED-Net)、日本学術振興会(JSPS)、科学技術振興機構(JST)、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)からの後援を受けて、合計23の民間企業、NPOの協賛により開催されました。

本シンポジウムでは、Natchanapong Vajiravongburi  タイ科学技術省(MOST)監査官(博士)や、佐渡島志郎 タイ駐箚日本国特命全権大使などにご出席、ご挨拶をいただきました。また、内閣府のSIP課題「次世代農林水産業創造技術」プログラムディレクターである野口伸 北海道大学教授による特別講演を含む18の最新の研究発表が行われ、JASTIPの中心的研究課題である環境・エネルギー分野と生物資源・生物多様性分野に跨るバイオリファイナリー研究について、ASEANにて国際共同研究を行っている日本の研究者に現状・課題について紹介いただくとともに、JASTIPのカウンターパートナーであるNSTDAおよびLIPIにおけるバイオリファイナリー研究が紹介され、更には、タイ国のバイオリファイナリーに関連する企業を招いて、事業活動について紹介いただきました。

また、本シンポジウムでは、口頭発表とともに、18の企業およびファンディングエージェンシーのブース展示、49枚のポスター展示を行い、日ASEANの科学技術協力連携促進・産学連携のプラットフォームとしてのJASTIPの機能を多くの方に知っていただくよい機会になりました。

左から、河野泰之 東南アジア地域研究研究所長、Narong Sirilertworakul NSTDA長官、Natchanapong MOST監査官、Bambang Sunarko LIPI生物学研究センター所長、佐渡島大使、小林治 JST国際部長

シンポジウム会場の様子