ロンドンで開催された日英研究教育大学協議会において松本総長が安倍首相と意見交換を行いました。(2014年5月1日)

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午前の会議内容について、松本総長の報告に聞き入る安倍首相

University College London(UCL)で開催された日英研究教育大学協議会に、本学より松本紘 総長、三嶋理晃 理事・副学長が出席しました。本協議会には、日本の14大学(※1)および英国の16大学(※2)から学長・理事が一堂に会し、両国による教育研究の共同プログラムの実績、学生・研究者等の交流状況、今後の課題等、多岐にわたる検討と議論を行いました。

協議会は、各大学のプレゼンテーションを中心に進められ、教育・研究活動の主な成果や日英間の重要な取り組みについての発表がありました。ブリティッシュ・カウンシルと日英11加盟大学によって、2013年より開始されているRENKEIプログラムは、その代表例として会議中に頻繁に取り上げられました。これまで、RENKEI交流プログラムはブリストルと京都で2回実施されており、大きな成果を上げています。

松本総長は、午前中の教育についてのパネルディスカッションで共同議長を務め、検討すべき課題およびポイントをまとめました。また、英国政府との会議のためにロンドンに滞在中であった安倍晋三 首相を交えた円卓会議では、松本総長からこのことについて報告を行い、その後、活発な意見交換がなされました。検討すべき具体的な課題として、RENKEIプログラムの拡充に加え、単位互換やカリキュラム適合等の課題の克服、今後の交流をサポートする外部資金の確保、宿舎および言語問題の改善による参加拡大などが挙げられました。その後、安倍首相は、各大学の学長・理事らと、UCLキャンパス内にある長州五傑(長州ファイブ)(※3)記念碑の視察も行いました。

最終セッションでは松本総長が、この数年に構築されたブリストル大学との強力なパートナーシップを含め、本学と英国の研究者・学生交流の様々な成果および協力関係について等の発表を行い、安倍首相やその他の講演者からもその取り組みに対する称賛を受けました。今後、日英大学間の連携・協力のますますの発展が期待されています。

※1 日本の参加大学 : 京都大学、同志社大学、一橋大学、北海道大学、慶応義塾大学、九州大学、名古屋大学、大阪大学、立命館大学、東北大学、東京大学、東京工業大学、筑波大学、早稲田大学

※2 英国の参加大学 :ブリストル大学、ケンブリッジ大学、ダラム大学、エジンバラ大学、インペリアル・カレッジ・ロンドン、キングス・カレッジ・ロンドン、リーズ大学、リバプール大学、 ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス、マンチェスター大学、ニューカッスル大学、オックスフォード大学、シェフィールド大学、サウサンプトン大学、ユニバーシティー・カレッジ・ロンドン、ヨーク大学、 ウォーリック大学

※3 長州五傑(長州ファイブ) :幕末に長州藩から派遣されてUCLに留学し、帰国後は日本の近代化に尽くした長州藩士のことです。


本学の取り組みを発表する松本総長

安倍首相と協議会出席者の集合写真

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