国際交流科目「「復興」から学ぶ21世紀の防災と環境」を開講しました。(2015年2月25日~3月4日)

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国際交流科目、「「復興」から学ぶ21世紀の防災と環境」の研修を米国で行い、1・2回生の学部学生8名が参加しました。研修は、米国の防災研究者・実務者・住民の協力を得て、林春男 防災研究所教授および鈴木進吾 同助教の引率・指導のもと、8日間にわたり実施されました。

研修の前半はニューヨークにおいて、2001年米国同時多発テロからの復興を学びました。この災害の復興を研究されてきたDavid Mammen 元ニューヨーク行政研究所長の講義を受け、跡地に作られた9/11 Memorial Museumを訪問し、Clifford Chanin 同副館長から直接災害の経緯と様々な復興のための取り組みについて学びました。

後半はニューオリンズを訪れ、2005年のハリケーン・カトリーナ災害からの復興を学びました。Douglas Meffert オーデュボン・ルイジアナ副所長からニューオリンズの復興と環境への適応についての講義を受け、被災10年目の各コミュニティの現状を視察し、復興支援のボランティア活動も行いました。最後に、ニューオリンズ市再開発局にて、研修成果を発表、議論しました。

国や地域、文化の違いを比較しながら、これからの復興と防災について知識を得るとともに、英語能力を高め国際的に活動することに対して強いモチベーションを持つきっかけとなる研修となりました。

ハリケーン・カトリーナで被災し、復旧した堤防。10年目の被災地で防災を考える

ニューオリンズ、ベトナム人コミュニティで復興の取り組みについて学ぶ

Lower 9th地区でのボランティア活動

ニューオリンズ市再開発局での成果発表