総合生存学館が、アリゾナ大学水文大気科学科と部局間学術交流協定を締結しました。(2018年2月15日)

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総合生存学館は、アリゾナ大学水文大気科学科と部局間学術交流協定を締結しました。

締結にあたり、山敷庸亮 総合生存学館教授および土井隆雄 学際融合教育研究推進センター 宇宙総合学研究ユニット特定教授が、SPIRITS研究プロジェクト「宇宙における木材資源の実用性に関する基礎的研究」の一環としてアリゾナ大学(University of Arizona)を訪問しました。また、学術交流協定締結とあわせて本学宇宙総合学研究ユニットとアリゾナ大学水文大気科学科との研究協力についても合意しました。

アリゾナ大学は、世界で唯一、他の惑星の水文学を総合的に行なっている大学で、現在は火星のローバーを運用しています。さらに同大学では人類初の隔離生態系実験が行われたバイオスフィア2を運用しています。現在では、本学で実施している有人宇宙学の実習をアリゾナ大学・バイオスフィア2で開催する構想を進めています。

今回、部局間交流協定を締結したアリゾナ大学水文大気科学科には2012年より本学の大学院生が何度も滞在しており、同大学にて考案された最適化手法「Shuffled complex evolution method(SCE-UA)」について開発者であるHoshin Gupta 同大学教授のもとで学んでいます。2017年12月からは、宇宙総合学研究ユニット若手派遣プログラムより総合生存学館大学院生の黒木龍介さんが同大学に滞在しています。

左から、山敷教授、Eric Betterton アリゾナ大学水文大気科学科長、土井特定教授

左から、土井特定教授、Gupta教授、山敷教授

左から、黒木さん、Gupta教授

バイオスフィア2外観

バイオスフィア2エネルギー供給センター

バイオスフィア2内部の人工生態系(熱帯雨林)

バイオスフィア2内部の人工生態系(海)

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