大学の世界展開力強化事業「強靱な国づくりを担う国際人育成のための中核拠点の形成 -災害復興の経験を踏まえて-」FDシンポジウムを開催しました。(2016年1月10日)

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2015年度FDシンポジウムを、ウェスティン・グランデ・スクンビット・バンコク(タイ、バンコク)において開催しました。

このシンポジウムは、2015年度に実施した本学とASEAN連携大学による協働教育プログラムの実施結果を踏まえて、次年度以降の事業実施に向けた課題・改善点等についてASEAN側および日本側双方の教員の視点で協議・検証を行い、協働教育プログラムの改善・向上に役立てることを目的としたものです。

今回は京都大学ASEAN拠点、農学研究科および東南アジア研究所、さらにAUN/SEED-Netからゲストを招き、日本側からは本学の工学研究科、地球環境学堂の教職員と関西大学の教職員、ASEAN側からは5連携大学(アジア工科大学、チュラロンコン大学、カセサート大学、バンドン工科大学、ベトナム国家大学ハノイ校)に加え、台湾成功大学の教員等あわせて46名が参加しました。

第1部では、はじめに事業推進責任者の大津宏康 工学研究科教授が主催者挨拶を行った後、縄田英治 農学研究科教授が「「人間の安全保障」開発を目指した日ASEAN双方向人材育成プログラムの構築」プロジェクトについて講演を行い、さらに柴山守 ASEAN拠点長および河野泰之 東南アジア研究所長が「Initiatives of the Kyoto University ASEAN Center」 と題して講演を行いました。その後、松島格也 工学研究科准教授が2011年から2015年までの本事業の実施結果報告を行いました。

第2部には、各連携大学および台湾成功大学から各大学における本事業活動に対するレビュー報告があり、その後の第3部では、事業推進責任者である大津教授による2016年度以降事業実施計画の説明に続き、パネルディスカッションを行いました。本学とASEAN連携大学、台湾成功大学、関西大学の教員あわせて8名のパネリストが、それぞれの立場から今後の方向性等について述べ、活発な議論、意見交換が行われました。

最後に、Noppadol Phien-wej アジア工科大学准教授が閉会の挨拶を行い、シンポジウムは盛況のうちに幕を閉じました。学生交流の継続、協働教育プログラムの向上に寄与する良い機会となりました。

左から、大津教授、縄田教授、柴山拠点長、河野教授、Noppadol准教授

パネルディスカッションの様子

参加者集合写真

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