高等研究院iCeMSは、アブドラ王立科学技術大学との部局間学術交流協定(MOU)交換式を行いました。(2019年10月23日)

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高等研究院 物質-細胞統合システム拠点(iCeMS=アイセムス)は、サウジアラビアのアブドラ王立科学技術大学(KAUST)と部局間学術交流協定(MOU)を締結し、東京にて開催された「日・サウジ・ビジョン2030ビジネスフォーラム」にて、経済産業大臣、サウジアラビア商業投資大臣、駐日サウジアラビア王国大使ほか関係者立ち会いのもと、MOU交換式を行いました。

交換式には、本学からは、北川進 高等研究院特別教授・iCeMS拠点長が出席し、アブドラ王立科学技術大学からは、Donal Bradley 副学長、Najah Ashry 副学長が出席しました。

アブドラ王立科学技術大学は、世界レベルの技術研究と女性の教育機会向上を目指して2009年に開校しました。優れた研究者を世界から招聘し、最先端の機器を揃えて研究・教育を行っています。

iCeMSと同大学の研究者間の交流から発展した研究協力を、今後は組織間国際共同研究へと強化させるため、今回のMOU締結へと至りました。2020年には「京大-KAUST最先端エネルギー材料シンポジウム」の開催も予定しています。

今後の展望として、iCeMSで開発された最先端エネルギー材料の基盤技術を用い、京都大学ではその基礎学問を深化させてゆく一方、アブドラ王立科学技術大学側ではそれらを利用し、より応用に近い研究を担当することによって、新たな材料の可能性を発展させていくことを目指しています。

前列左から、Ashry副学長、北川拠点長

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