医療機関および、在学中に加入すべき各種保険について紹介します。

定期健康診断の受検義務

本学では、毎年4月に、学生一般定期健康診断を実施します。また、11月には秋入学者を対象にした健康診断を実施します。日程の詳細は所属の学部・研究科等の掲示板にてお知らせします。本学の学生は、実施期間内に必ず受検しなければなりません。健康診断を受けなかった学生は定期試験を受験できないだけでなく、奨学金や入学試験等に必要な健康診断書等も発行されません。

産業厚生部門健康管理室

環境安全保健機構産業厚生部門健康管理室(吉田キャンパス)、宇治分室、桂分室では、学生および職員を対象とした健康指導や応急処置(処置)等に対応しています。
(保健室としても運用していますが、外来診療や投薬治療等は行っていません。)

詳細は、以下のページをご覧ください。
健康管理室業務 | 京都大学環境安全保健機構 産業厚生部門

学外の医療機関

もしも病気になったら、国民健康保険証を持って医療機関へ行き、診療を受けましょう。日本では一般的に、病気になったらまず地域の診療所(入院患者用ベッドが19床以下またはベッドがない施設)へ行きます。診療所での診断の結果、より詳細な検査や手術等、高度な治療が必要と判断される場合には、診療所から患者へ病院が紹介されます。通常、診療所から病院の予約を行いますので、患者は、診療所より発行された「紹介状」を持って、指定された病院へ行きます。なお、入院患者のためのベッドが200床以上ある大きな病院(例:医学部附属病院等)でも、「紹介状」が無い初診の患者を受け入れます。ただし、これらの大きな病院では、「紹介状」が無い場合、医療費に加えて特定療養費制度に基づく特別料金が請求されます(医学部附属病院では5,500円)。
日本の医療機関のほとんどは、診療が平日(月曜日から金曜日まで)と土曜日の午前中に限られています。日曜日や祝日、年末年始、夜間など病院が閉まっている時間帯に急な病気やけがをした場合には、夜間休日急病診療所で診察が受けられます。また、医療機関の多くは予約が不要ですが、大きな病院や歯科医院は予約を必要とする場合がほとんどです。
救急病院、地域の診療所、外国語対応が可能な医療スタッフのいる施設についての情報やメディカルハンドブックは、以下のWebサイトでご確認ください。

医療緊急時の連絡先

消防署(火事・救急車) 119番(通話無料・24時間)

京都市では、英語、中国語、韓国・朝鮮語、スペイン語、ボルトガル語の5ヶ国語で119番通報ができます。消防車や救急車を呼ぶときは、119番をダイヤルし、いずれかの言語で火事か救急かを伝え、通訳が対応するまで、電話を切らずに待ってください。

京都市消防局 (外部リンク)

医療通訳派遣制度

京都市内にある京都市立病院、医仁会武田総合病院、康生会武田病院、京都桂病院の4つの病院では、京都に住む日本語を母語としない人々のために、医療通訳派遣制度(無料)を取り入れています。制度を利用する場合は事前に各病院で予約が必要です。

対応言語や日時等の詳細は、以下のWebサイトでご確認ください。パソコンやスマートフォンにダウンロードして使用できる、病気の症状等の翻訳アプリケーションも提供されています(日本語、中国語、英語、韓国・朝鮮語、ボルトガル語、インドネシア語)。
※ この制度は通常、電話での診察相談には対応していません。

多文化共生センターきょうと (外部リンク)

国民健康保険

日本に中長期(3ヶ月を超えて)滞在する外国人は、日本の公的な医療保険に加入しなければなりません。
国民健康保険の加入については、以下のページを参照してください。

国民健康保険への加入

高額療養費の支給

国民健康保険加入者が入院や手術などで、同じ月内に、同一の医療機関に高額な医療費を支払った場合、支払い限度額を超えた分について、市(区)役所で国民健康保険からの払い戻しを申請することができます。病院で貰った領収書はなくさないようにしてください。
京都市在住者の場合、対象月の3~4ヶ月後に、市(区)役所から通知が来るので、それから当該の役所で手続きをします。宇治市在住者の場合は通知が来ないので、対象月の翌月に市役所で手続きをしてください。詳細は、京都市(区)役所にある「国民健康保険の手引」を参照してください(日本語、中国語、英語、韓国・朝鮮語の4ヶ国語)。
また、居住地区の市(区)役所・支所で発行される「限度額適用認定証」を医療機関へ提示すれば、最初から自己負担限度額分だけを支払うこともできます。

各種保険

交通事故などによる怪我の治療や、他人に怪我を負わせた場合、器物を破損した場合の損害賠償などは、国民健康保険が適用されません。不測の事態に備え、以下を参考に、保険に加入してください。

自分の病気・けが

学生教育研究災害傷害保険(原則入学時に全員加入)

大学内での授業や研究中、課外活動中および通学中の不慮の事故等により被る傷害に対する補償です(加入手続き:厚生課厚生掛)。

学生総合共済・生命共済(任意)

学生本人の病気や怪我を24時間、学内外・国内・海外を問わず保障します(加入手続き:京都大学生活協同組合)。

学生教育研究災害傷害保険については、以下のページを参照してください。
在学中の保険加入

他人・対物への補償

学生賠償責任保険(原則入学時に全員加入)

学内・学外、国内海外において他人にケガをさせたり、他人の持ち物を傷つけたりした場合の賠償事故を補償します。学生賠償責任保険に加入していれば、自転車保険に別途加入する必要はありません(加入手続き:京都大学生活協同組合)。

学生賠償責任保険については、以下のページを参照してください。
在学中の保険加入

住宅に関する補償

学生賠償責任保険(一人暮らし特約、任意)

一人暮らしする学生の借家人賠償責任保障と火災・盗難等による家財の損害を保障します(加入手続き:京都大学生活協同組合)。
※一人暮らし特約のみの加入はできません。

その他の保険

学生総合共済・火災共済(任意:事前に不動産業者へ相談すること)

借部屋での火災・水漏れ・盗難等による損害を補償します。(加入手続き:京都大学生活協同組合)

自転車保険(学賠加入者は不要)

自転車事故での損害賠償や、自身のケガの治療費等を補償します。学生賠償責任保険(学賠)に加入していれば、自転車保険に別途加入する必要はありません。

海外旅行保険(随時)

日本国外滞在中のケガ・病気、盗難による損害を補償します。

海外留学保険については、以下のページを参照してください。
海外留学と保険