海外留学Q&A 院生向け追加Q&A

Q. 留学した期間だけ卒業が遅れるのでしょうか?

A. 大学間・部局間学生交流協定に基づく派遣留学では、留学中の在学期間も修業年限に通算されますので、所定修業年限内での卒業も可能になります。また、協定校で修得した単位が京都大学での修得単位と認められる単位認定制度もありますので、卒業単位を充足すれば、留年や卒業・修了時期が遅れることなく、留学することが可能となります。ただし現地での単位取得には相当の語学力と努力を必要とします。これまでの本学での実績をみると学部学生では留年するケースとしないケースがほぼ半々となっています。また大学院生の場合には留年しないケースが多くなっています。留学時期や学部・研究科の事情、個人の履修状況によ りいろいろなケースがありますので、所属の学部・大学院の教務担当掛、指導教官等と相談して計画を立ててください。
派遣留学制度によらず、大学を休学して留学する場合は、卒業が遅れることになります。

Q. 6月に帰国しても、前期講義の単位は取れるのでしょうか?

A. 留学先の学年暦によっては、帰国が前期講義開始の4月に間に合わないことが起こり得ます。この場合、前期講義の単位は取得できません。そのため、留学前に 計画的に単位を取得しておけるように、早くから在籍学部・大学院の教務掛や指導教官に十分な相談をしておいてください。

Q. お金はどのくらいかかりますか。親に頼まざるを得ませんが、本当に多くのお金をかける意味があるのでしょうか?

A. お金については、 留学費用の準備 の項目で詳細を見ていただくとわかる様に、留学には確かに多くの費用がかかります。
これらの出費が意味のある出費と考えるかどうかは、実際に留学するあなた次第です。あなたが留学先で真剣な努力をして大きなものを得たら、お金の価値を十分に上回ったと言えるでしょう。感受性の豊かな若い時代の留学経験はあなたの人生に大きな影響を与えるはずです。

Q. 就職に有利・不利はありますか?

A. 海外留学の経験が就職に有利になることはあっても、不利になることはあまり考えられません。注意を要するのは、帰国時期が一般的な就職活動とずれることです。一般的な就職活動は3回生の秋から始まります。4回生の7月ごろに帰国するプログラムであると、企業の採用時期が終わってしまっているかもしれませんが、企業によっては採用活動に柔軟な姿勢を取っていることもあるので、諦めずコンタクトをしてみることが必要です。また、留学のために1年留年することになったとしても、そのこと自体が就職に不利になることはありません。

Q. 海外留学への語学力はどの程度必要ですか?

A. 英語圏ではTOEFL等において一定の成績をとることが必要なことは述べたとおりです。
ドイツ語、フランス語、中国語などでは、場合によっては、中級程度の実力があれば受け入れるところもありますし、欧州諸国の大学で英語による授業を併設している場合、TOEFLで必要な点数を取っていれば、受け入れる場合があります。
しかし、派遣留学の場合は、授業に参加できるだけの語学力が必要です。
学校ごとにどのような条件があるのかをよく調べてみましょう。

Q. 英語圏に留学したいのですが、米国、英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドではどういう違いがあるのでしょうか?

A. 英語の勉強ということであれば、発音やイントネーションなどに違いがあるものの、それほど大きな差があるとは考えられません。むしろ将来何を勉強していきたいのか、そのためにはどこの大学に行くことが望ましいのか、などを第一に考える必要があるでしょう。
また英語圏以外でも、欧州大陸などでは、英語による授業が行われている大学もあります。

授業料等を不徴収とする大学間学生交流協定による派遣留学(交換留学)に関するQ&A

交換留学Q&A のページをご参照ください。