本学卒業生の山西利和さんが、第17回世界陸上選手権大会で金メダルを獲得し、オリンピック代表に内定しました。(2019年10月5日)

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本学卒業生の山西利和さん(工学部卒、現・愛知製鋼株式会社)が、カタール国・ドーハで開催された第17回世界陸上選手権大会の男子20km競歩で優勝し、金メダルを獲得しました。

また、今回の優勝により、2020年に東京で開催される第32回オリンピック競技大会の代表に内定しました。

山西さんは本学陸上競技部出身で、第29回ユニバーシアード競技大会優勝、ジャカルタ2018アジア競技大会2位等、数々の功績をあげられています。

優勝した山西さん(写真提供:中部実業団陸上競技連盟)

山極壽一 総長のコメント

このたび、本学陸上競技部出身の山西利和さんが第17回世界陸上競技選手権大会男子20km競歩競技において、優勝及び東京オリンピック2020の代表に内定されました。
京都大学にとって田島直人さん以来83年ぶりの快挙であり、野生的で才気溢れる学生の育成を目指している京都大学にとって大変喜ばしく、心からお祝い申し上げます。

今回の優勝は、山西さんの絶え間ない日々の努力と、大学時代から科学的に自分の能力を分析し、トレーニング方法を考案してきた京大生らしい研鑽の成果だと思います。また、先輩、仲間への感謝の気持ちを忘れることなく、練習を継続された精神力の賜物でもあります。
京都大学の自由の学風の下で培ったこのような陸上技術と経験を生かして、来る東京オリンピックでもすばらしい結果を残されることを期待しています。

山西さんの快挙は、京都大学で学んでいる学生たちのこの上ない道標となります。今後、京都大学は学生の課外活動の充実をはじめ、学生支援の一層の推進を図りつつ、社会に大きなインパクトを与える人材の育成を進めてまいります。山西さんのこれからの活躍がその大きなステップになると思っています。
今回はまことにおめでとうございました。

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