農学研究科において産業界から講師を招いた英語講義を開講し、講義を行いました。(2017年6月27日)

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農学研究科では大学と産業界との連携を深めるべく、平成23年度から毎年、民間企業から専門家を講師に招き、講義を行っています。企業紹介や製品紹介を含め、産業界の視点から農業の課題や展望について講義が行われています。

食品の業務用計量機器、包装機で国内でもトップシェアを持つ企業から講師を招き、講義を行いました。前半は講義形式で授業が進められ、後半では実際に流通している機器の実演が行われました。機器の実演では、刺身などの生魚を食べたときに、食中毒を引き起こす原因となるアニサキス(寄生虫)を、紫外線蛍光で検出する装置のデモンストレーションがありました。この装置は農学研究科地域環境科学専攻の生物センシング工学分野が企業と共同で開発したもので、学生は熱心に説明を聞いていました。また、食品計量にも実際に挑戦するなど、活気のある講義となりました。

本講義は研究科横断型教育プログラムの提供科目でもあり、講義は全て英語で行われます。毎年農学研究科だけでなく、他研究科からも留学生や日本人学生が数多く受講しています。

計量機器の実演

紫外線蛍光装置の実演