第20回リカレント教育講座「「心の教育」を考える -発達障害の理解と対応-」を開催しました。(2016年8月21日)

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教育学研究科附属臨床教育実践研究センターでは、年1回、幼稚園、小学校、中学校、高校の教諭や養護教諭、心理臨床専門家等の教育相談活動に携わる専門家を対象に、研修活動の一環として、リカレント教育講座を開催しています。不登校、非行、いじめ、発達障害など、現在の教育現場で大きな問題となっている現象を通じて、子どもの心や教育について深く考えることをねらいとしており、毎年、全国から熱心な教師や臨床心理士等が参加しています。第20回となる今回は「発達障害の理解と対応」をテーマとして開催し、73名が受講しました。

午前には、「発達障害の理解と対応」について造詣の深い臨床心理士、精神科医師、小学校教諭の3名をシンポジストに迎えてシンポジウムを開催しました。3名のシンポジストにはそれぞれ、「災害時において発達障害児・者の抱える困難」、「医療的観点からみた理解」、「学校現場におけるチーム支援の実際」等、幅広い視点からお話しいただきました。

午後からは分科会に分かれて事例研究を行い、教育現場における個別事例を素材として、受講生と講師が活発に意見を交わしました。

参加者からは、「学校現場にいるだけでは得られない知見を多く得られました」、「事例を聞く機会が少ないので貴重でした」等の感想が寄せられました。「このような場を毎年設けていただき、ありがとうございます。」といった声も数多くいただき、好評であったことが伺えました。同講座は、2017年度以降も引き続き開催していく予定です。

会場の様子