メディアによる通信と輸送/交通とは、これまでは別々のものだと思われてきました。前者は非物質的な情報のやりとりであり、後者は物体や身体を車などの機械によって運搬することだからです。しかし21世紀初頭、メディアによる通信と物質的移動と隔てていた境界は曖昧になりはじめした。移動しながらスマホを見ることが広がると、Uberやeスクーターのような新たなビジネスモデルが生まれ、高度な視覚センサーを備えた自動運転の車が開発されつつあり、AIと深層学習は人間にとって脅威となりつつあります。
本講義では、こうした事態をメディア考古学的な視点から論じます。すなわち今の状況を、メディア技術と輸送技術との関係についての過去の文脈に結びつけることで、何が分かるかという問題です。講義では現在から過去に遡り、最後にはまた現在に戻ってきます。はたして過去のメディア文化を見ることは、その未来を知る助けになるのでしょうか。
本講義では、こうした事態をメディア考古学的な視点から論じます。すなわち今の状況を、メディア技術と輸送技術との関係についての過去の文脈に結びつけることで、何が分かるかという問題です。講義では現在から過去に遡り、最後にはまた現在に戻ってきます。はたして過去のメディア文化を見ることは、その未来を知る助けになるのでしょうか。
基本情報
開催地
- 吉田キャンパス
稲盛財団記念館3階大会議室
http://kokoro.kyoto-u.ac.jp/jp/about/access.html
http://kokoro.kyoto-u.ac.jp/jp/about/access.html
対象
- 在学生の方
- 企業・研究者の方
どなたでもご参加いただけます。
定員
80名
参加費
無料
イベント内容
講師紹介
エルキ・フータモ
(カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA) デザイン・メディアアート研究科教授・メディア考古学)
メディア考古学者の創設者の一人として広く知られる。メディア文化、メディアアートに関する著作は数多く、世界各地で講義、メディア装置を用いた実演を行うほか、展覧会企画、テレビ番組の制作も行ってきた。現在、カリフォルニア大学ロサンゼルス校において、デザイン・メディアアート、映像、テレビ、デジタルメディア専攻の教授を務める。
※
講演は英語で行われます。 日本語による解説付き。
申し込み
申し込み方法
件名に「エルキ・フータモ教授セミナー申込み」と明記し、必要事項を記入の上、下記問い合わせ先までE-mailにてお申し込みください。
必要事項
- 氏名(ふりがな)
- 所属・職名
- 返信用ご連絡先(メールアドレスまたはFAX番号)
※
定員に達し、ご参加いただけない場合のみご連絡を差し上げます。
申し込み締切日
お問い合わせ
京都大学こころの未来研究センター・リエゾンオフィス
(平日9時00分~17時00分)
E-mail: kokoro-sem*mail2.adm.kyoto-u.ac.jp(*を@に変えてください)
(平日9時00分~17時00分)
E-mail: kokoro-sem*mail2.adm.kyoto-u.ac.jp(*を@に変えてください)