京都人類学研究会7月季節例会 シンポジウム「呪術的実践=知の現代的諸相-科学/医療/宗教/その他の実践=知との並存状況から」

開催日
2014年07月12日 土曜日
時間
13時30分開演(13時00分開場)
要申し込み
不要
公開日
 京都人類学研究会7月季節例会を開催します。奮ってご参加ください。

基本情報

開催地
  • 吉田キャンパス
人文科学研究所4階大会議室
対象
  • 在学生の方
  • 一般・地域の方
どなたでもご参加いただけます。
参加費
資料代として200円いただきます。

イベント内容

演題

「呪術的実践=知の現代的諸相-科学/医療/宗教/その他の実践=知との並存状況から」

登壇者

司会/コーディネーター

川田牧人(成城大学)

発表者

飯田淳子(川崎医療福祉大学)、黒川正剛(太成学院大学)、津村文彦(福井県立大学)

コメンテーター

島薗洋介(大阪大学)、内藤順子(早稲田大学)

発表要旨

現代世界において、呪術はいかなる位置を占め、また現代の知識環境においていかなる有効性を発揮しうるのでしょうか。このシンポジウムでは「実 践=知」という視角から現代世界における呪術をとらえ、それが科学や宗教、医療など〈近代〉によってもたらされたとされる実践=知といかにして並存状況を 生成させ、現代世界を構成しているのかを考えます。

「実践=知」という語は、感覚を含む行為と知識・信念の双方にわたる概念として、便 宜的に用いています。いわゆる実践派と知識派を架橋するような明確な意図はありませんが、呪術を「信じる・知る・行う・感じる」という知覚作用の統合され たものとして考える契機として、議論の出発点としたいと思います。

発表者はいずれも、「呪術の人類学」(2012年、白川・川田編、人 文書院)の著者です。この著作(とそれに先立つ民博共同研究「知識と行為の相互関係からみる呪術的諸実践」)においては、「言葉/行為」を基本的枠組みと し、呪術を両者の相互作用として捉えることを追究してきました。今回はその後の展開として、「言葉/行為」をさらに広げるものとして上記の四つの動詞を出 発点とする議論を展開したいと考えます。

申し込み

申し込み締切日

備考

京都人類学研究会は、京都を中心とする関西の人類学および関連分野に関心をもつ研究者・大学院生が研究成果を報告する場です。
京都人類学研究会2014年度代表: 風間計博(京都大学人間・環境学研究科教授)
お問い合わせ
京都人類学研究会事務局
E-mail: kyojinken2014*gmail.com (*を@に変えてください)