学びコーディネーターによる課題探求活動支援型授業を実施しました。(2019年10月30日)

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高大接続・入試センターでは、課題探求活動支援型授業を「学びコーディネーターによる出前授業・オープン授業」の一環として、今年度から新たに開始しました。

2018年度の高等学校指導要領の改訂により、「総合的な探求の時間」が2022年度から実施されることになり、本年度から多くの高等学校で先行実施されています。本学では、こうした動きに呼応して従来の「出前授業・オープン授業」に加え、課題探究活動支援型授業を行うこととなりました。

今回の課題探求活動支援型授業では、樋田智美さん(情報学研究科博士後期課程3回生)が三重県立上野高等学校で551名の1・2年生を対象に「How to power up scientific presentation」をテーマに、「研究とはそもそもどういうものなのか」からスタートし、事前アンケートの質問内容に触れながら、科学プレゼンテーションに関する授業を行いました。

受講した高校生からは「プレゼンの細かい技術やプレゼンに対しての気持ちなど、とても心に残る講義でした」、「今の自分に足りないものなど、得られる情報が多くありとても勉強になりました」、「課題研究をしていく中で(上手くいかないことや)壁にぶつかって悩むことも多いですが、最後まで諦めずに頑張ろうと思いました」、「高校での次の研究が楽しみになりました」などの感想が寄せられました。

また、授業を行なった樋田さんは、「今回は科学的なプレゼンをメイントピックとして、どのようにテーマを決定していくのかというスタート部分から成果の発表までの全体的な話もさせていただきました。普段、無意識に行っていることを明示的に伝え、また、生徒の疑問・不安を解消できるようなものにするのは大変でしたが、大変貴重な経験となりました。将来、どのような職業に就いたとしても必要なスキルだと思いますので、今回の授業内容をもとにさらにレベルアップしてもらえたらと思っています」と話しました。

授業を受けた高校生たちの課題探求に対する興味・関心が高まり、将来の進路に対する意識や本学への関心が高まることを期待し、今後も課題探求活動支援を含めた出前授業・オープン授業に取り組んでいきます。

授業をする樋田さん

授業の様子(1)

授業の様子(2)

授業の様子(3)