京都大学高大連携事業 学びコーディネーターによるオープン授業・出前授業を実施しました。(2014年8月4日・9月26日)

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入試改革検討本部では、高大連携事業の一環として本学大学院生等の協力を得て「学びコーディネーター」を高等学校に派遣する出前授業および本学を訪問した高等学校に対するオープン授業を実施しており、出前授業を千葉県立千葉高等学校にて、また本学にて兵庫県立小野高校に対しオープン授業を実施しました。

8月4日に、兵庫県立小野高等学校1年生77名が本学に来学され、浦田悠 教育学研究科研究員が「幸せを増やす方法、不幸せを減らす方法」をテーマにわかりやすくスライドで紹介するとともに、心理クイズを実施したり、質問をしたりしながら理解が深まるよう授業を実施しました。授業終了後には、時計台の歴史展示室やキャンパス内を散策する姿が見受けられました。

9月26日には、金山三恵子 医学研究科博士後期課程2回生が千葉県立千葉高等学校に赴き、1年生全員320名を対象に「命について考える」と題し、ゲームを交えたりしながら命の大切さについて講演しました。授業終了後、高大連携担当職員が1・2年生を中心に約40名の生徒を対象に大学紹介を行い、京都大学の歴史や教育研究施設、京都での学生生活等について説明をしました。

学びコーディネーターとして授業を担当した大学院生等は、授業における双方向コミュニケーションの難しさや、自らの研究内容の意義をあらためて実感できたようです。

受講された高校生たちが、これを機会に高等学校での学びの大切さや、将来の進路に対する意識を高めてもらえることを期待し、今後もオープン授業、出前授業に取り組んでいきます。

出前授業を担当した金山博士後期課程学生

オープン授業を担当した浦田研究員