グローバルサイエンスキャンパスELCAS開校式を行いました。(2015年9月5日)

公開日

2015年度グローバルサイエンスキャンパスELCAS開校式を実施し、8期受講生146名、大学関係者など約200名が参加しました。

「科学体系と創造性がクロスする知的卓越人材育成プログラム(略称ELCAS)」は、 卓越した幅広い専門的知識と創造先進的な尖りある科学技術イノベーション力を併せ持つ知的卓越人材の育成を目指すプログラムです。近畿圏を中心に、全国から公募と推薦により選抜された約150名の高校1・2年生が、基盤コース前期(大学教員による講義)・後期(分野配属による実験・実習指導)を、2015年9月より2016年2月まで受講します。 基盤コース修了後、希望者は選抜を受け分野別の専修コースへ進み、更に発展した研究を行い、本学が発行する高校生向け英文ジャーナルへの投稿を目指します。

はじめに、本学に在籍するELCAS修了生5名より、ELCASでの思い出や現在所属する学部での活動に関する講演を行いました。二つ目の講演は、欧州原子核研究機構CERNを拠点に素粒子物理学の研究を行われている隅田土詞 理学研究科助教が行い、自身の研究の基礎から最先端の内容を英語で講演しました。最後に、山極壽一 総長より、自身が現在行っている霊長類研究の内容を、動画などを交え分かりやすく講演し、フィールドワークや本学の研究の精神に関して講演しました。

高校生からは「京都大学に行って勉強したいという気持ちがより強まった」、「英語力の必要性と、宇宙への関心を得ることができて本当に良かった」、「デスクワークだけでなくフィールドワークのような体験型の発見も学問を大きく動かすことができることが分かった」など、本学の研究への関心の高さが感じられる感想が多数よせられました。

山極総長による講演

隅田助教による講演

関連リンク