赤﨑勇博士

 赤﨑勇 博士は1929年鹿児島県出身。1952年本学理学部化学科を卒業以来、神戸工業株式会社ならびに株式会社松下電器東京研究所および名古屋大学ならびに名城大学において、種々の半導体の結晶成長と光電子素子開発に関して優れた業績を上げられました。とりわけ、従来、物性制御が困難であると信じられてきた窒化ガリウム(GaN)の研究に取り組まれ、高品質GaNエピタキシャル結晶成長とp型およびn型の電気伝導度制御を実現し、世界で初めてGaN pn接合青色/紫外LEDの開発に成功されました 。また、化合物半導体の結晶成長、基礎物性解明や光電子素子に関連する分野の研究者育成にも大きく貢献されました。

 同博士の研究は、光の3原色の構成要素として不可欠な青色発光を実現されたものであり、フルカラーディスプレイの根幹をなすものです。また、青色LEDと蛍光体の組み合わせによる白色LEDは、地球環境に優しい明りとして高く評価されています。

 その功績により、2004年に文化功労者として顕彰されたことに続き、2011年には文化勲章を受章されました。さらに2014年にはノーベル物理学賞の受賞という栄誉に輝かれました。また、2015年5月15日に京都大学から名誉博士称号を授与されました。

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