競争的資金等の不正経理に関する調査結果について(2016年10月21日)

公開日

本学は、公益通報を受けて、謝金の不適切な経理についての調査を行っておりましたが、調査の結果、科学研究費補助金等による謝金の不正経理が行われていた事実が判明しました。このような事態が生じましたことは誠に遺憾であり、国民の皆様ならびに関係機関の皆さまに深くお詫び申し上げます。

調査結果の概要

本学の元准教授が在職中に自ら指導していた学生に対する謝金について、事実と異なる支給が行われているとの公益通報がありました。

本学において調査したところ、元准教授は研究調査に協力した複数の学生に対し、できるだけ早く、かつ、個々の学生の能力に応じて元准教授自身が設定した独自単価で謝金を支給するために、元准教授自身の私費で、一旦現金で支払い、その後、謝金の立替えに充てた自己資金の相当額を大学から回収するために、一人の学生がすべての調査を実施したことにした勤務表を作成して、本学から謝金を支出させ、その全額を現金で自身に手渡すよう指示していた事実が判明しました。元准教授は配分機関および本学からの返還請求に応じ、そのすべてをすでに返還しております。

なお、調査の結果、私的流用があったとする事実は確認されませんでした。

詳細は以下をご参照ください。

理事・副学長(研究担当)コメント

このたび、本学の調査における結果、科学研究費補助金等による謝金の不正経理が行われていた事実が明らかになりました。このような事態が発生したことは誠に遺憾であり、国民皆様をはじめ関係機関の皆様に深くお詫び申し上げます。

今後、このような事態を引き起こさぬよう、競争的資金等の適正な管理を徹底し、再発防止に向け、全学をあげて取り組んでまいります。