全学教育シンポジウム「社会とつながる京都大学の教育」を開催しました。 (2017年9月8日)

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桂キャンパスの船井哲良記念講堂にて、「社会とつながる京都大学の教育」をテーマとする全学教育シンポジウムを開催し、教職員等約250名が参加しました。

このシンポジウムは、参加者が教育について全学的な議論や意見を交わすことにより共通理解を深め、今後の教育の改善・充実に資するとともに、部局の枠を越えた教職員の交流の場となることを目指して、平成8年から開催しており、今回で21回目となります。

午前の部は、北野正雄 理事・副学長による「京都大学が直面する課題と教育改革の方向性」と題した基調講演の後、「京都大学の教育の今とこれから: 人文・社会科学系からの提言」をテーマにパネルディスカッションが行われ、人文・社会科学系部局の研究科長をパネリストとして各部局における取組について議論が交わされました。

午後の部は山極壽 一総長の基調講演「社会の中で京都大学の存在感を高めるために」に続き、高大連携・地域連携をテーマに、科学体系と創造性がクロスする知的卓越人材育成プログラム(ELCAS)、オープン教材、教育問題解決支援およびサービス・ラーニングの各取組について報告がありました。さらに、パネルディスカッションとして「京都大学の教育の強みをどう見極め、育み、社会に発信していくか」をテーマに、山極総長や理事も参加して活発な討論が行われ、会場からも盛んに質問が寄せられました。

今回のシンポジウムが、現在の取組の発展や新たな取組の企画など、教育現場における様々な形の実践に繋がることを期待します。

左から、基調講演を行う山極総長、北野理事・副学長、パネルディスカッションでの川添理事・副学長、飯吉理事補

パネルディスカッションの様子